環境計量士は、計量法に基づき、環境に関する濃度、騒音・振動についての計量結果を証明するのに必要な経済産業省所管の国家資格です。計量に関する専門の知識・技術を有する資格所有者が、一定分野の職務を分担し、計量器の自主的管理の推進、適正な計量の実施を行っています。計量士は以下の3区分に分かれています。
<環境計量士(濃度関係)>
工場から排出されるばい煙、排水や環境(大気・水域)及び工場跡地等土壌の中の有害物質、悪臭物質等の測定及び計量管理
<環境計量士(騒音・振動関係)>
プレス、送風機等の騒音源を有する工場や建設工事、道路(自動車)、鉄道、航空機の騒音の測定及び計量管理
<一般計量士>
生産工場や百貨店・スーパーマーケットで使用される長さ計や質量計、体積計、温度計等の計量器の精度管理や測定計画の策定、実施等の計量管理
今回は3区分のうちの環境計量士に関する2つの分野本の中から、特におすすめの参考書・問題集をランキング形式でご紹介いたします。
環境計量士の参考書・問題集の選び方
近年、世界的に環境問題に対する関心が高まっているため、環境分析は企業活動に必須となっています。 基準も年々厳しくなっていることから、環境計量士は今後も安定してニーズのある資格となります。 環境計量士は国家資格のため、分析だけではなく証明書の発行まで行えます。 環境計量士試験は毎年、繰り返して出題される内容が多く、かつレベルの高い問題が多いのが特徴です。参考書は、受験する分野に絞って、問題に対する解説がわかりやすいものを選ぶ必要があります。
環境計量士試験におすすめ参考書・問題集をランキングにしました。参考書ベースか問題集ベースかも★で表示しました。購入の際の選択の参考にしてください。
環境計量士おすすめ参考書・問題集ランキング10選
環境計量士試験を受ける方におすすめの参考書と問題集をランキングでご紹介します。
【第1位】環境計量士試験[濃度・共通] 攻略問題集
過去問で試験を攻略
環境計量士おすすめ参考書・問題集ランキング第1位は「環境計量士試験[濃度・共通] 攻略問題集」です。7年分の過去問を試験科目ごとに分類、整理して頻出問題、重要問題にフォーカスして解説しています。カテゴリごとに詳細な解説を掲載しているので、本書1冊で完全な試験対策ができます。
著者 | 三好 康彦 |
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出版社 | オーム社 |
発売日 | 2023/4/14 |
ページ数 | 548ページ |
【第2位】環境計量士試験[濃度・共通]徹底攻略
わかりやすい過去問解説
環境計量士おすすめ参考書・問題集ランキング第2位は「環境計量士試験[濃度・共通]徹底攻略」です。過去問を解くことが理解力を上げ、出題傾向を知る最大のポイントです。選りすぐりの過去問を丁寧に解説した本書を繰り返し解くことで実践的な試験対策となります。
著者 | 平井 昭司、石橋 耀一、小熊 幸一、久本 泰秀、山根 兵 |
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出版社 | オーム社 |
発売日 | 2013/11/26 |
ページ数 | 400ページ |
【第3位】環境計量士(濃度関係) 国家試験問題 解答と解説
解答と解説で理解を深める
環境計量士おすすめ参考書・問題集ランキング第3位は「 環境計量士(濃度関係) 国家試験問題 解答と解説」です。3回分の過去問の中から専門科目にフォーカスして解説しています。「環境計量に関する基礎知識」「化学分析概論及び濃度の計量」について詳細な解説を掲載しています。
著者 | 日本計量振興協会 |
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出版社 | コロナ社 |
発売日 | 2020/11/13 |
ページ数 | 219ページ |
【第4位】環境計量士試験[騒音振動・共通]合格問題集
平成27年~令和2年の問題付き
環境計量士おすすめ参考書・問題集ランキング第4位は「環境計量士試験[騒音振動・共通]合格問題集」です。7年分の過去問を試験科目ごとに分類、整理して頻出問題、重要問題にフォーカスして解説しています。カテゴリごとに詳細な解説を掲載しているので、本書1冊で完全な試験対策ができます。
著者 | 三好康彦 |
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出版社 | オーム社 |
発売日 | 2021/7/7 |
ページ数 | 589ページ |
【第5位】環境計量士(濃度関係) 国家試験問題 解答と解説
懇切丁寧な解説を掲載
環境計量士おすすめ参考書・問題集ランキング第5位は「環境計量士(濃度関係) 国家試験問題 解答と解説」です。3回分の過去問の中から専門科目にフォーカスして解説しています。「環境計量に関する基礎知識」「化学分析概論及び濃度の計量」について詳細な解説を掲載しています。
著者 | 日本計量振興協会 |
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出版社 | コロナ社 |
発売日 | 2017/12/8 |
ページ数 | 230ページ |
【第6位】環境計量士(濃度関係) 化学分析概論及び濃度の計量 解説と対策
1問ずつ解答までの道筋を解説
環境計量士おすすめ参考書・問題集ランキング第6位は「環境計量士(濃度関係) 化学分析概論及び濃度の計量 解説と対策」です。過去問を範囲別、体系別に分類整理し、詳細に解説しています。苦手箇所が見つかる構成で、克服するまでしっかりと学習できます。
著者 | 住吉 孝一、日本計量振興協会 |
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出版社 | コロナ社 |
発売日 | 2017/7/7 |
ページ数 | 439ページ |
【第7位】環境計量士 (濃度関係) 国家試験問題 解答と解説
平成24年~26年度版
環境計量士おすすめ参考書・問題集ランキング第7位は「環境計量士 (濃度関係) 国家試験問題 解答と解説」です。3回分の過去問の中から専門科目にフォーカスして解説しています。「環境計量に関する基礎知識」「化学分析概論及び濃度の計量」について詳細な解説を掲載しています。
著者 | 日本計量振興協会 |
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出版社 | コロナ社 |
発売日 | 2014/12/5 |
ページ数 | 213ページ |
【第8位】環境計量士試験 濃度関係専門科目 環化・環濃
豊富な実践問題
環境計量士おすすめ参考書・問題集ランキング第8位は「環境計量士試験 濃度関係専門科目 環化・環濃」です。合格のために作戦を練った構成です。出題傾向の解説と豊富な演習問題で使い勝手の良い1冊です。専門科目を徹底攻略しています。
著者 | 河合 範夫 |
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出版社 | 弘文社 |
発売日 | 2011/11/21 |
ページ数 | 254ページ |
【第9位】環境計量士試験[濃度・共通]攻略問題集
試験科目ごとに分類
環境計量士おすすめ参考書・問題集ランキング第9位は「環境計量士試験[濃度・共通]攻略問題集」です。7年分の過去問を試験科目ごとに分類、整理して頻出問題、重要問題にフォーカスして解説しています。カテゴリごとに詳細な解説を掲載しているので、本書1冊で完全な試験対策ができます。
著者 | 三好 康彦 |
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出版社 | オーム社 |
発売日 | 2013/9/26 |
ページ数 | 448ページ |
【第10位】基礎からの環境計量士 濃度関係 合格問題集
確実に実力をつけていく
環境計量士おすすめ参考書・問題集ランキング第10位は「基礎からの環境計量士 濃度関係 合格問題集」です。問題を解きながら理解を深める構成となっています。解き方、考え方がわかるから、応用力がつきます。基礎からみっちり学習できる1冊です。
著者 | 福井 清輔 |
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出版社 | 弘文社 |
発売日 | 2010/3/10 |
ページ数 | 439ページ |
まとめ
近年重要性が高まる環境計量士試験の難易度は、国家資格の中でも高めです。 「環境計量士(濃度関係)」「環境計量士(騒音・振動関係)」それぞれ例年約15%程度の合格率でした。しかし、例年繰り返し出題される問題も多く、出題傾向をしっかりと把握し過去問を解くことで、十分対策できるのも事実です。キャリアアップのためにも、学習を始めてみてください。