この記事では、建設機械施工技士の試験日・試験内容・合格率についてまとめています。この資格に関心がある皆さま是非参考にしてください。
建設機械施工技士とは、建設工事における機械施工に従事する技術者の技術向上を目的とした資格です。専従技術者(建設業許可)・主任技術者・監理技術者(現場常駐)としての資格です。
それでは、建設機械施工技士資格について紹介していきましょう。
建設機械施工技士 試験概要
資格区分は1級 2級に分かれています。
試験日
1級建設機械施工管理技術試験
受験申込受付期間
2022年 2月15日(火)~ 3月31日(木)
学科試験日
2022年6月19日(日)
学科試験合格発表日
2022年8月2日(火)
実地試験日
2022年8月下旬〜9月中旬
実地試験合格発表日
2022年11月16日(水)
2級建設機械施工管理技術試験
受験申込受付期間
2022年 2月15日(火)~ 3月31日(木)
学科試験日
2022年6月19日(日)
学科試験合格発表日
2022年8月2日(火)
実地試験日
2022年8月下旬~9月中旬
実地試験合格発表日
2022年11月16日(水)
2級建設機械施工管理技術試験「第一次試験(前期試験)」のみ
受験申込受付期間
2022年 2月15日(火)~ 3月31日(木)
学科試験実施日
2022年6月19日(日)
合格発表
2022年8月2日(火)
2級建設機械施工管理技術試験「第一次試験(後期試験)」のみ
受験申込受付期間
2021年 9月20日(火)~ 10月20日(木)
学科試験実施日
2023年1月15日(日)
合格発表
2022年3月8日(水)
受験資格
◾️1級級建設機械施工管理技術試験 受験資格
第一次試験のみ合格者 1級建設機械施工監理技士補
第二次試験合格者 1級建設機械施工監理技士
第一次試験 受験資格
①学歴または②資格により下記のいずれかの該当者
① 学歴 |
||
学歴 | 実務経験数 | 実務経験数 |
指定学科 | 指定学科以外 | |
大学 | 3年以上 | 4年6ヶ月以上 |
専門学校を卒業し「高度専門士」と称する者 | 5年以上 | 7年6ヶ月以上 |
高等学校 専門学校 |
10年以上 | 11年6ヶ月以上 |
その他 | 15年以上 | 15年以上 |
②資格 | ||
学歴 | 実務経験数 | 実務経験数 |
指定学科 | 指定学科以外 | |
高等学校 専門学校 |
次のいずれかに該当 1)2級の種別の一つの経験が2年以上で,他の種別を通算して8年※以上 |
次のいずれかに該当 1)2級の種別の一つの経験が3年以上で,他の種別を通算して9年※以上 |
その他 | 次のいずれかに該当 1)2級の種別の一つの経験が6年以上で、他の種別を通算して12年※以上 2)同上の経験が4年以上6年未満で他の種別を通算して14年※以上 |
次のいずれかに該当 1)2級の種別の一つの経験が6年以上で、他の種別を通算して12年※以上 2)同上の経験が4年以上6年未満で他の種別を通算して14年※以上 |
2級合格後の3年以上の者 | 専任の監理技術者による指導を受けた 実務経験2年以上を含む3年以上 |
専任の監理技術者による指導を受けた 実務経験2年以上を含む3年以上 |
2級合格後の5年以上の者 | 合格後5年以上 | 合格後5年以上 |
実務経験に指導監督的実務経験年数が1年以上を含み、かつ、5年以上の実務経験の後 専任の監理技術者による指導を受けた実務経験年数が2年以上ある者
第二次試験 受験資格
・1級建設機械施工技術検定・第一次検定の合格者
・前年度1級建設機械施工技術検定・学科試験に合格し、実地試験が不合格又は欠席をした者
・第一次検定のみ合格者は、2級建設機械施工管理技士補
・第二次検定合格者は、2級建設機械施工管理技士
第一次試験 受験資格
17歳以上の者(在学中も可)*実務経験年数問わず
第二次試験 受験資格
いずれかの該当者
1)2級建設機械施工管理技術試験 第一次試験の合格者で下記の実務経験のある者
2)前年度 2級建設機械施工管理技術試験・学科試験に合格し、実施試験が不合格または欠席した者
① 学歴 |
||
学歴 | 実務経験数 | 実務経験数 |
指定学科 | 指定学科以外 | |
大学 専門学校を卒業し「高度専門士」と称する者 |
受験しようとする種別に6ヵ月以上で,他の種別の経験を通算して1年以上 | 受験しようとする種別に9ヵ月以上で,他の種別の経験を通算して1年6ヵ月以上 |
短期大学・ 高等専門学校 専門学校を卒業し「専門士」と称する者 |
次のいずれかに該当 1)受験しようとする種別に1年6ヵ月以上 2)同上の経験が1年以上1年6ヵ月未満で,他の種別の経験を通算して2年以上 |
次のいずれかに該当 1)受験しようとする種別に2年以上 2)同上の経験が1年6ヵ月以上2年未満で,他の種別の経験を通算して3年以上 |
高等学校 専門学校 |
次のいずれかに該当 1)受験しようとする種別に2年以上 2)同上の経験が1年6ヵ月以上2年未満で,他の種別の経験を通算して3年以上 |
次のいずれかに該当 1)受験しようとする種別に3年以上 2)同上の経験が2年3ヵ月以上3年未満で,他の種別の経験を通算して4年6ヵ月以上 |
その他 | 次のいずれかに該当 1)受験しようとする種別に6年以上 2)同上の経験が4年以上6年未満で.他の種別の経験を通算して8年以上 |
次のいずれかに該当 1)受験しようとする種別に6年以上 2)同上の経験が4年以上6年未満で.他の種別の経験を通算して8年以上 |
6種別の内訳と使用機械
1級技術検定試験の建設機械操作施工法及び2級技術検定試験の6種別の内訳と使用機械
1級 | 2級 | 使用機械 |
トラクター系建設機械操作施工法 | 第1種 | ブルドーザ(6~12t級) |
ショベル系建設機械操作施工法 | 第2種 | 油圧ショベル(バックホウ)(山積0.28~0.45m3級) |
モータ・グレーダ操作施工法 | 第3種 | モータ・グレーダ(3.1m級) |
締固め建設機械操作施工法 | 第4種 | ロード・ローラ(10~12t級) |
ほ装用建設機械操作施工法 | 第5種 | アスファルト・フィニッシャ(ほ装幅2.5~4.5m級) |
基礎工事用建設機械操作施工法 | 第6種 | アースオーガ(杭打機40~50t吊級) |
受験料
◾️学科試験
14,700円
◾️実地試験
操作施工法2科目と組合せ施工法:38,700円
操作施工法1科目と組合せ施工法:29,100円
組合せ施工法のみ: 19,500円
◾️学科試験
14,700円(1つの種別)
29,400円(2つの種別)
◾️実地試験
27,100円(1つの種別)
54,200円(2つの種別)
受験地
◾️学科
北広島・滝沢・新潟・東京・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・那覇
◾️実地
第1種 北海道、宮城、栃木、埼玉、石川、静岡、愛知、兵庫、広島、香川、福岡、沖縄
第 2種 北海道、宮城、栃木、埼玉、石川、静岡、愛知、兵庫、広島、香川、福岡、沖縄
第 3種 北海道、宮城、埼玉、石川、兵庫、広島、香川、福岡
第4種 北海道、宮城、栃木、埼玉、石川、静岡、愛知、兵庫、広島、香川、福岡、沖縄
第5種 北海道、埼玉、愛知、兵庫、
第6種 静岡、兵庫
合格基準
◾️学科試験 (1級・ 2級)
得点が60%以上。ただし、試験の実施状況等を踏まえ、変更する可能性もあります。
◾️実地試験
(1級)
記述式(組合せ施工法) 得点が60%以上
実技試験(操作施工法・科目ごと) 各科目の得点が60%以上
※ただし、試験の実施状況等を踏まえ、変更する可能性もあります。
(2級)
第1種~第6種までの種別ごと、得点が70%以上。ただし、試験の実施状況等を踏まえ、変更する可能性もあります。
免除科目
(1級)
1)「学科試験」に合格した者は、翌年までの「学科試験」が免除されます。
2)実技試験において、2級の1つの種別合格者は、該当の実技試験1科目が免除されます。※実地試験は実技1科目と、記述式試験を受検
3)実技試験にいてお、2級の2つの種別合格者は、実技試験2科目が免除されます。※実地試験は記述式試験のみを受検
(2級)
1)「学科試験」に合格した者は、翌年までの「同一種別の学科試験」が免除されます。
2)平成6年度~平成14年度までに「日本建設機械施工協会」が実施した2級建設機械施工技術研修修了試験合格者(第1種または第2種に限る)は、研修を修了した同種別の学科試験が免除されます。
建設機械施工技士の合格率
1級(学科試験) | |||
実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2019年 | 2,838人 | 712人 | 25.1% |
2018年 | 2,949人 | 825人 | 28% |
2017年 | 3,263人 | 1,443人 | 44.2% |
2016年 | 3,372人 | 1,051人 | 31.2% |
2015年 | 3,544人 | 1,207人 | 34.1% |
1級(実地試験) | |||
実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2019年 | 973人 | 621人 | 63.8% |
2018年 | 1,046人 | 662人 | 63.3% |
2017年 | 1,540人 | 1,296人 | 84.2% |
2016年 | 1,161人 | 1,008人 | 86.8% |
2015年 | 1,282人 | 1,133人 | 88.4% |
2級(学科試験) | |||
実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2019年 | 6,895人 | 2,925人 | 42.4% |
2018年 | 7,704人 | 4,057人 | 58.5% |
2017年 | 8,250人 | 4,828人 | 58.5% |
2016年 | 8,522人 | 4,843人 | 56.8% |
2015年 | 8,522人 | 4,307人 | 50.5% |
2級(実地試験) | |||
実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2019年 | 3,741人 | 3,138人 | 83.9% |
2018年 | 4,909人 | 4,123人 | 84.0% |
2017年 | 5,103人 | 4,305人 | 84.4% |
2016年 | 5,040人 | 4,431人 | 87.9% |
2015年 | 4,485人 | 3,936人 | 87.8% |
建設機械施工技士試験の参考書・問題集のおすすめ
『建設機械施工技士の学科試験勉強用のテキスト・問題集ってあるの?』と悩んでいませんか?こちらでは、建設機械施工技士の学科試験を独学で勉強している方に向けて、おすすめのテキストや問題集をご紹介します。是非参考にしてみてくださいね。
建設機械施工技術検定問題集
過去5回分の問題と解説を収録しています。1級は年度毎に掲載、 2級は各種目の出題傾向を理解しやすい類似問題をまとめて掲載しています。
著者 | 一般財団法人 建設物価調査会 |
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出版社 | 建設物価調査会 |
ページ | 587ページ |
建設機械施工技術必携
国家試験の「建設機械施工技士」を受験する方向けのテキストです。1級・ 2級(第1種〜第6種)に対応しています。
著者 | 一般財団法人 建設物価調査会 |
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出版社 | 建設物価調査会 |
ページ | 620ページ |
2級建設機械施工技術検定試験 第1種・第2種対応
解説範囲を 2級の1種・ 2種に絞って出題傾向分析をしています。試験合格に向けたわかりやすい構成となっています。
著者 |
宮入 賢一郎
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出版社 | オーム社 |
ページ | 371ページ |