この記事では、キッチンスペシャリスト資格の試験日・試験内容・合格率についてまとめています。この資格に関心がある皆さま是非参考にしてください。
キッチンスペシャリストとは、家の中でも一際重要かつ限られた空間のキッチン周りを中心に、生活者のニーズに合わせて使いやすい空間についてアドバイスします。公益社団法人インテリア産業協会が主催する民間資格です。住空間と食生活に関する知識と経験を持ち、キッチン空間を構成している要素の製造・販売・設計・施工の他、ガス・電気・水道などの防災対策・建築構造の取り扱いにおいて法律・技術の面での知識と経験も求められます。
それでは、キッチンスペシャリスト資格について紹介していきましょう。
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キッチンスペシャリスト試験の概要
受験資格
特になし(出題・解答は日本語のみ)
受験申込方法
WEBまたは郵送申し込み。
受験申込方法、受験申込時の注意事項などの受験申込に関する詳細事項については、7月初旬に協会Webサイトで公開予定です。お問い合わせ窓口は7月1日より開設予定です。
受験手数料
受験料 14,300円(税込)同一年度内に学科、実技共受験
受験料 11,000円(税込)学科試験のみ先に受験する方・過去3年以内に実技試験に合格している方
受験料 11,000円(税込)実技試験のみ先に受験する方・過去3年以内に学科試験に合格している方
キッチンスペシャリスト資格の試験日と試験内容
2022年度を例に日程などを記載します。
試験日
資格取得までのスケジュール
- 受験申込受付期間 2022年9月13日(火)〜10月21日(金)
- 受験票の発送 11月下旬
- 試験日 2022年12月4日(日)
- 合否判定通知発送・資格者登録申請開始 2023年2月中旬頃
- 資格登録申請期限 2023年3月初旬頃
- 資格登録証の送付 2023年3月下旬頃
- 資格有効期間の開始 2023年4月1日〜
試験内容
事前説明9:30〜9:45(15分)
実施時間9:45〜11:45(120分)
事前説明12:45〜13:00(15分)
実施時間13:00〜15:30(150分)
試験審査の範囲
学科試験
- 住居と食生活に関すること
- キッチン空間に関すること
- キッチン機能に関すること
- キッチン設計施工に関すること
- キッチン販売に関すること
実技試験
筆記(図面表現)によるキッチン空間の企画・提案に関すること
持ち込める筆記・製図用具
学科試験
- 鉛筆またはシャープペンシル(硬度BまたはHB)
- プラスチック製の消しゴム
※万年筆・ボールペンは不可
実技試験
- 鉛筆またはシャープペンシル(硬度は問わない。)
- プラスチック製の消しゴム、字消し板
※万年筆・ボールペンは不可
- 直定規(30cm以内)
- 電卓
※フリーハンドで作成することを原則とするが、上記のものは使用を許可する。
キッチンスペシャリスト試験の合格基準と合格率
合格基準と合格率
実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2020年 | 614人 | 175人 | 28.5% |
2019年 | 703人 | 222人 | 31.6% |
2018年 | 786人 | 288人 | 36.6% |
2017年 | 1,050人 | 397人 | 37.8% |
2016年 | 1,159人 | 417人 | 36.0% |
2015年 | 1,050人 | 441人 | 42.0% |
全体の合格率としては低そうに見え、難易度が高いように思いますが、学科と実技に分けて見てみますと、学科のみの合格率は2018年においては59.4%と高くなっています。学科試験については、全体の半数が合格できますので、そこまで難易度は高くないのかもしれません。実技試験については、手描きでの製図が必須ですので、製図道具の使い方、基本の作図方法や設計方法もきっちりマスターしておく必要があります。
ただ、学科試験に合格すれば3年間学科試験が免除される制度があります。この制度を最大限に活かして、初年度に学科試験に受かっておいて、翌年以降にじっくりと実技の勉強をする計画を立てることも可能です。
合格発表
合否判定通知発送・資格者登録申請開始 2月中旬頃