エネルギー管理士の資格を独学で取りたい場合、とくにテキスト・問題集の選び方が重要です。とは言っても、エネルギー管理士のテキスト・問題集はたくさんの種類があるので、どれが自分にとって合っているのか、効率的に勉強できるのか迷ってしまいそうですよね。この記事では、エネルギー管理士におすすめのテキスト・問題集をランキングでご紹介します。ポイントをまとめているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
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エネルギー管理士の参考書・問題集の選び方
効率的に合格を目指すための参考書・問題集の選び方のポイントを8つまとめました。
① 公式教材の確認
試験の公式ウェブサイトや主催団体が推奨している参考書や問題集は、試験内容に最も適している場合が多いです。まずはこれらを確認しましょう。エネルギー管理士は、経済産業省が管轄しています。試験及び登録事務は、エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)に基づく指定試験機関である、一般財団法人省エネルギーセンターが行っています。
② 評判や口コミのチェック
Amazonや書店のレビュー、SNSでの評判を確認するのも良い方法です。エネルギー管理士の資格についても実際に使用した人の意見を参考にすることで、自分に合った教材を見つけやすくなります。こちらでは、Amazonのレビューをいくつか紹介しますね。
エネルギー管理士試験でどんな部分が聞かれるかの要点まとめとしては良いが、深い理解には物足りないので大学で使われているような各分野の本との併用を行なった方が良い。法律周りについては非化石エネルギーまわりについて法改正されてそこまで時間が立っておらず、問題傾向が分からないために少し弱め。別途、経済産業省のまとめているガイドラインを見とくと良いと思いました(上げDR,下げDR、エネルギーに該当しない地中熱、大気熱、地下水熱などの情報(2024何時点))
オーム社と迷いましたが、電験2種の参考書は電気書院の方がohm社よりわかりやすかったので、エネ管も電位書院を選択しました。解説が分かりやすく試験対策が捗りました。約一月半の試験対策で合格点が取れました。法規科目を直近の法改正に合わせて改版しているところもマル。サイズがもう少し大きい方が使いやすいと思うので☆4。内容には満足です。
③ 最新の情報かどうか
試験の内容や形式は年々変わることがあります。最新版の参考書や問題集を選ぶことが大切です。特に法改正などが関わる試験では、最新の情報が含まれていることが重要です。以下のランキング第1位で紹介している「エネルギー管理士熱分野模範解答集」は、2024年版ですので最新の内容にアップデートされています。
④ 自分のレベルに合ったものを選ぶ
初学者向け、中級者向け、上級者向けなど、レベルに応じた教材を選びましょう。自分の理解度や学習の進捗に合わせたものを選ぶことで、効率的に学習を進めることができます。エネルギー管理士の合格率は約20%~30%となっており、難易度が高い国家試験となっています。電気分野または熱分野のエネルギー管理に関する技術的な内容をわかりやすく解説しているテキストを選ぶと、独学でも理解を深めやすくなります。また、図解が豊富で解説がやさしいものを選ぶと初心者でも分かりやすいでしょう。第1位「エネルギー管理士試験 [電気分野] 徹底研究」と、第2位「エネルギー管理士試験 [熱分野] 徹底研究」は、それぞれの専門分野の要点を分かりやすくまとめているので、初学者がまず試験でおさえておきたい知識を学習できます。
⑤ 問題集の質と量
問題集は解説が充実しているものを選ぶと良いです。また、過去問や予想問題が多く収録されているものを選ぶことで、試験対策がしやすくなります。あと、問題にチェック欄があると自分の得意・苦手項目がすぐに分かるので効率的に復習ができます。エネルギー管理士試験の合格基準は、各科目(エネルギー総論、熱工学(熱分野の場合)または電気工学(電気分野の場合)、法規、エネルギー管理実務)ごとに60点以上の得点とされています。ですから、各分野でのバランスの取れた学習と、過去問の徹底的な演習が求められます。
⑥ 重要なところが赤文字になっている
赤文字部分を赤シートで隠すだけで重要語句を覚えることができるので、ノートや暗記カードを作る手間がなく効率的に勉強できます。以下のランキング第4位で紹介している「最短合格 エネルギー管理士 熱分野 超速マスター」は、試験によく問われる項目は『まとめ&丸暗記』に整理されています。
⑦ ひとつの項目ごとに例題や過去問がのっているテキスト
ひとつの項目ごとに例題や過去問がのっているテキストは、すぐにアウトプットができるので理解度が高まります。以下のランキング第3位で紹介している 「エネルギー管理士熱分野模範解答集」は、各問題が項目別にわかりやすく整理されています。
⑧ モチベーションが上がるもの
例えば、デザインが良い・見やすい・サイズや厚さなど、自分が好きでしっくりくるものを選ぶことも、試験勉強を続けていくうえで重要です。
エネルギー管理士の参考書・問題集ランキング10選
【第1位】エネルギー管理士試験 [電気分野] 徹底研究
エネルギー管理士おすすめ参考書・問題集ランキング第1位は「エネルギー管理士試験 [電気分野] 徹底研究」です。エネルギー管理士の区分の電気分野の専門課目3課目及び共通課目1課目が1冊にまとまった受験対策書です。新法令に合わせて問題の傾向を分析し、改訂した内容となっています。要点がまとまっていることと、エネルギー管理士の問題傾向を掴むのには良い点をみても1位にさせていただきました。
著者 | 不動 弘幸 |
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出版社 | オーム社 |
発売日 | 2023/11/30 |
ページ数 | 544ページ |
【第2位】エネルギー管理士試験 [熱分野] 徹底研究
エネルギー管理士おすすめ参考書・問題集ランキング第2位は「エネルギー管理士試験 [熱分野] 徹底研究」です。 エネルギー管理士の区分の、熱分野の専門課目3課目及び共通課目1課目が1冊にまとまった受験対策書です。新法令に合わせて問題の傾向を分析し、改訂した内容となっています。法改正、試験の最新動向も網羅していることと、熱分野の要点がまとまっている点をみても2位にさせていただきました。
著者 | 不動 弘幸 |
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出版社 | オーム社 |
発売日 | 2024/3/8 |
ページ数 | 528ページ |
【第3位】エネルギー管理士 熱分野 模範解答集
エネルギー管理士おすすめ参考書・問題集ランキング第3位は「エネルギー管理士 熱分野 模範解答集」です。10年間の過去問を科目別に、新法令に合わせて改定しています。初めて熱分野の試験を受験する方にもわかりやすい内容です。出題傾向、範囲の分析もできます。初めて熱に関する試験を受験する人にもわかりやすい丁寧な解説であることと、出題傾向や範囲の分析などに役立つ点をみても3位にさせていただきました。
著者 | 橋本 幸博、島津 路郎、細谷 昌孝、井上 真 |
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出版社 | 電気書院 |
発売日 | 2023/12/2 |
ページ数 | 875ページ |
【第4位】最短合格 エネルギー管理士 熱分野 超速マスター
エネルギー管理士おすすめ参考書・問題集ランキング第4位は「最短合格 エネルギー管理士 熱分野 超速マスター」です。熱分野の出題範囲に絞って効率よい学習スタイルにこだわって構成されています。解説と演習問題が一つになった1冊です。丁寧な説明と豊富な図解、丸暗記しやすいまとめ、などが受験生におすすめです。
著者 | 株式会社エディポック(エネルギー管理士研究会) |
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出版社 | TAC出版 |
発売日 | 2024/4/24 |
ページ数 | 400ページ |
【第5位】エネルギー管理士 電気分野 模範解答集
エネルギー管理士おすすめ参考書・問題集ランキング第5位は「エネルギー管理士 電気分野 模範解答集」です。過去12年間の電気分野の全過去問を丁寧に解説しています。模範解答、別解、解き方、考え方、ポイントに分けて詳細に説明しているので、とてもわかりやすい1冊です。
著者 | 電気書院 |
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出版社 | 電気書院 |
発売日 | 2023/10/29 |
ページ数 | 997ぺージ |
【第6位】エネルギー管理士 徹底マスター 電力応用
エネルギー管理士おすすめ参考書・問題集ランキング第6位は「エネルギー管理士 徹底マスター 電力応用」です。エネルギー管理士試験の受験対策書「エネルギー管理士徹底マスターシリーズ」の「電力応用」の改訂版です。各節テキストと例題の2部構成で、吹出しやテキスト解説が充実しているので分かりやすく電力応用を学習できます。
著者 | 早苗 勝重 |
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出版社 | オーム社 |
発売日 | 2017/10/24 |
ページ数 | 568ぺージ |
【第7位】エネルギー管理士 徹底マスター 電気の基礎
エネルギー管理士おすすめ参考書・問題集ランキング第7位は「エネルギー管理士 徹底マスター 電気の基礎」です。エネルギー管理士試験の受験対策書「エネルギー管理士徹底マスターシリーズ」の「電気の基礎」の改訂版です。交流不平衡や自動制御などの基礎が分かりやすく解説されています。
著者 | 飯田 芳一 |
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出版社 | オーム社 |
発売日 | 2017/10/24 |
ページ数 | 304ぺージ |
【第8位】最短合格 エネルギー管理士 電気分野 超速マスター
エネルギー管理士おすすめ参考書・問題集ランキング8位は「最短合格 エネルギー管理士 電気分野 超速マスター」です。電気分野の出題範囲に絞って効率よい学習スタイルにこだわって構成されています。解説と演習問題が一つになった1冊です。丁寧な説明と豊富な図解、丸暗記しやすいまとめ、などが受験生におすすめです。
著者 | 株式会社エディポック(エネルギー管理士研究会) |
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出版社 | TAC出版 |
発売日 | 2024/4/24 |
ページ数 | 400ぺージ |
【第9位】エネルギー管理士 電気分野 過去問題集
エネルギー管理士おすすめ参考書・問題集ランキング9位は「エネルギー管理士 電気分野 過去問題集」です。電気分野の10年間の過去問を参考となる図解を多用して丁寧に解説しています。試験の概要、学習の取り組み方、手続きなどもわかりやすく紹介されています。マークシートの記入方法の解説もあり試験対策もバッチリです。
著者 | オーム社 |
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出版社 | オーム社 |
発売日 | 2023/12/1 |
ページ数 | ー |
【第10位】エネルギー管理士 熱分野 過去問題集
エネルギー管理士おすすめ参考書・問題集ランキング10位は「エネルギー管理士 熱分野 過去問題集」です。熱分野の10年間の過去問を参考となる図解を多用して丁寧に解説しています。試験の概要、学習の取り組み方、手続きなどもわかりやすく紹介されています。マークシートの記入方法の解説もあり試験対策もバッチリです。
著者 | オーム社 |
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出版社 | オーム社 |
発売日 | 2023/12/1 |
ページ数 | 576ページ |
エネルギー管理士の参考書・問題集ランキングまとめ
エネルギー管理士の参考書・問題集をランキング形式でご紹介しました。テキストと問題集が1冊にまとまっているものや、図解が豊富で初心者でも分かりやすいものが多いですね。
第1位で紹介した「エネルギー管理士試験 [電気分野] 徹底研究」は、 エネルギー管理士の電気分野の問題傾向を把握できるので、電気分野を受験する初学者におすすめです。また、熱分野を受験する方には、同じシリーズの第2位「エネルギー管理士試験 [熱分野] 徹底研究」がおすすめでしょう。エネルギー管理士試験は、エネルギー総論、熱工学(熱分野の場合)または電気工学(電気分野の場合)、法規、エネルギー管理実務の4科目から出題されます。是非、この記事を参考にして独学勉強頑張ってください。
エネルギー管理士の概要
エネルギー管理士試験は、エネルギー総論、熱工学(熱分野の場合)または電気工学(電気分野の場合)、法規、エネルギー管理実務の4科目があり、すべてに合格する必要があります。また、エネルギー管理士試験には「科目合格制度」があります。これは、各科目で60点以上を取得した場合、その科目は次年度以降に免除される制度です。科目合格の有効期間は2年間です。つまり、1科目でも合格点を取った場合、その科目は次の2年間は受験しなくても良く、残りの科目のみ合格すれば全体の合格となります。
エネルギー管理士の学習の進め方
エネルギー管理士試験の合格率は、例年20%~30%程度とされており難易度の高い試験です。出題範囲はエネルギー総論、熱工学(熱分野の場合)または電気工学(電気分野の場合)、法規、エネルギー管理実務の4科目あるので、それぞれにフォーカスした参考書を選ぶ、苦手意識を持つ計算の問題集を解く、全体の概要が理解できるものを選ぶ、など自身のスタイルに合わせて購入しましょう。熱工学と電気工学については、技術的な知識を深めたり、公式の理解や実際の計算問題に慣れることが重要です。