日本では、山地の面積が全体の2/3を占め、起伏に富んだ地形が特徴です。建物を建てられているのは残り1/3の平地がほとんどではありますが、あえて起伏のある斜面地へ建築する場合があります。斜面地はその特殊条件から建物の形状に変化を与え、平地にはない特徴的なデザインが実現することがあります。
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法的な特徴
斜面地に建物を建てる場合、建築基準法上の解釈が平地とは少し異なります。建物が地面と接する位置の高低差が3メートル以下の平地の場合は、一つの地面から建築物の高さが算定され、均衡の取れた市街地が形成されます。高低差が3メートルを超える斜面地では3メートル以内ごとに区分して求められる複数の地盤面のそれぞれから高さが設定されることになり、斜面地では平坦地より見かけ上、高層の建物が建築されることになります。
斜面地での有名な建築としては、安藤忠雄設計の「六甲の集合住宅」があります。この建物も斜面に沿う形で階段状に建物がズレながら積みあがっています。見かけ上の建物の高さは非常に高く見えますが、法令上の階数は3階建てとなっています。

構造的な特徴

平地では、建物基礎の形状が水平に造られ、そのまま水平に床が積みあがる構造となりますが、斜面地の場合基礎を水平に造ると地盤を切るか盛るの大がかりな造成工事を要することとなります。コストアップ要因となる造成工事を避けるため、基礎は斜めに造るか階段状に造ることになり、それが内部の間取りへ影響し、さらには建物の外観にまであらわれてくることになります。

意匠的な特徴
法的条件や、構造的な条件から導かれた建物は、そのまま外観のデザインに影響を与え、平地では見かけることのないデザインになることがあります。斜面地に建てることで、斜面の勾配に沿う形で建物が段々状にデザインされ周辺環境に馴染み建物が地形に溶け込みます。

また、逆に垂直移動の階段やスロープを建物のデザインとして組み入れ建物を構造あらわして、周辺の環境に対比させることで、より環境を生かす手法もあります。

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