マンションリノベーションは、新築では出せない味わい深い雰囲気をつくる場合があります。とくに、古いものと新しいものが美しく対比しているインテリアには何か不思議な魅力を感じます。既存躯体の荒々しい表情や、何十年と使われてきた建材の古びた感じが新しいものと組み合わされなんとも言えない雰囲気です。
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リノベーションとリフォーム
『リフォーム』では、それほどいいイメージがありませんが『リノベーション』であればいいイメージが湧きます。なんとなくリフォームよりもリノベーションの方がかっこよく聞こえますが、どのような違いがあるのでしょうか。それは、リフォームは改修工事全般を示し、一般的には古くなったクロスの張替や、お風呂・キッチンなどの水周りを取り替えるなどがあります。一方、リノベーションについては既存の状態から革新する意味合いが含まれ、クロスの壁だったところを、クロスをはがし既存躯体のコンクリートをむき出しにすることで、壁面の仕上げの雰囲気を一気に変えてしまうことです。
リノベーションの魅力
リノベーションの魅力は、リフォームと異なり既存の建物を修復して元に戻すだけでなく、新しい付加価値をつけて生まれ変わらせるところにあります。壁面や天井面のクロスを違う材に変えるだけでなく、間仕切りさえも変えて既存の状態とは全く違うものへ生まれ変わらせることも可能で、新築にちかいような自由さがあります。
また、既存の構造躯体がある状態からスタートしますので、新築に比べるとコストも大きく抑えることが可能となります。コストを抑え、新しい付加価値をつけて生まれ変わらせることができるリノベーションですが、意匠的な観点でも非常に魅力的なところが、長い時間を経て古びた建材を活かしたデザインの可能性があることです。
新築であっても、古びた感じのフェイク建材でそのような雰囲気を出すことも出来ますが、やはり本当に経年変化してきた建材は、それだけの雰囲気をもっています。また、古いものへ新しい息を吹き込むことで、新しい建材との対比により、古い建材の雰囲気がより強く深く感じられる気がします。
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one archi
現在の主な作業
一級建築士試験に一発合格し、組織設計事務所にて主に学校、公民館、道の駅、発電所等の幅広い用途の公共建築物の設計を行なっている。
自己紹介
芸術学部建築学科を卒業後、ハウスメーカーメーカーにて住宅の設計販売に携わる。一級建築士事務所開設を夢に、ハウスメーカーを退職し資格学校へ通うが、そこで現職場の先輩にスカウトされ組織設計事務所に所属する事になる。一級建築士の他に、インテリアプランナー、建築積算士、casbee評価員の有資格者である。2020年、実務経験と建築知識を活かして建築系のWEBライターとして始動。
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