橋梁は主に公共事業として発注され、建設コンサルタント設計のもとデザインされることが多くあります。稀に建築家がデザイン監修で入ることもありますが、殆どの場合は経済性を重視したデザインで造られることになると思います。そんな経済性重視の橋梁デザインですが、力学上も合理的で見た目も美しい橋梁を見かけることがあります。
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橋梁の構造種別

橋梁は、RC造、S造のいずれかで造られることが殆どだと思います。昔は、木造やレンガ造がありましたが、現在の耐久性や経済性に重きを置く時代には合わないため、殆ど見られなくなりました。

RC造とS造の橋梁はどのように使い分けられているか、建築的な視点で考えると大スパンを飛ばす必要があるような場面では、S造でつくる方が経済的になると考えられます。柱を要所に落とせる場面では、RCで造られることが多いのは経済性が高いためだと思われます。ここで言う経済性は、イニシャルコストだけでなくランニングコストを含めた総コストを示しています。S造とRC造では、完成後の補修はS造の方が表面塗装の塗り替え等が必要となり長期で考えるとRC造が経済性が高いと考えられます。
RC造の橋梁

RC造の橋梁は、打放しのままで造られることが殆どです。建築の場合は、RC打放しよりもRCの上複層塗材などの吹付により表面保護することが殆どです。土木で使われるコンクリート表面は、何も保護せず、それでも何十年もそのまま使われます。建築の場合は、コンクリートの保護をする複層塗材などの吹付材は10年〜20年ごとに塗り替えが行われます。建築と土木の違いは、コンクリート自体が保護仕上げと考えるか否かです。
建築で造られるコンクリート壁の厚みは20cm程度が殆どで、土木で使われるコンクリート壁の厚みは1mを超えることもあります。コンクリートの厚みが異なることで、コンクリート自体の質も大きく異なります。少し専門的にはなりますが、土木で使われるコンクリートはスランプ8cm程度の固練りのもので造られますが、建築で使われるコンクリートスランプは18cm程度の柔らかいものです。
S造の橋梁

S造で造られる橋梁は、大スパンを飛ばす必要がある場所に採用されることが多くあり、デザインもダイナミックに見えます。建築と同様に、小さな材を組み合わせて造られるトラス構造も採用されます。

道路部分に採用される橋梁では、原則経済性を考慮してRC造で造られますが、どうしても柱の落とせない部分はS造に切り替えてデザインされています。

切り替えたS造は、景観上もRC造との調和を図って造られることがあり、RC造のデザインを踏襲したS造でのデザインも土木ならではの小細工のないもので気持ちがいいです。
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