建築の外観に、何かのモチーフを用いてデザインされているものを見かけることが多くなりました。建物は、雨風から室内を守るための屋根、外壁、窓により包まれていますが、それらを工夫することで、モチーフとなるカタチが浮かび上がり、街のアイコンとなっています。
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モチーフとなるのは自然界の植物
特に、モチーフとされるのは自然界の植物がヒントになることが多く感じます。それは、建築を造る側も、建築を利用される側にも親和性が高いことから、自然界の植物がモチーフとされることが多いと思われます。
木をカタチ取ったアイコン建築
日本を代表する建築家「伊東豊雄」さんも、自然界の植物をヒントにしたアイコン建築を造られています。

こちらは、表参道にある商業施設ですが、ケヤキ並木をシルエットにしてファサードに展開しています。このケヤキ並木のシルエットは、外壁のデザインだけでなく、建物を支える構造材ともなっています。
鳥の巣をカタチ取ったアイコン建築
北京オリンピックの時に、メイン会場となった施設で鳥の巣のようなランダムに配置された柱・梁でデザインされています。

一見ランダムにも見えるそのパターンは、高度な幾何学による複雑なルールに基づいて配置されているようです。また、一般的には鳥の巣と表現されていますが、実は設計段階では中国陶器の「ひび焼き」をイメージされて造られているようです。
木の葉をイメージしたデザインで木漏れ日を表現
天井のトップライトへ、木の葉をイメージしたモチーフを用いることで、室内に入る光を木漏れ日ような光と影を落とすことが出来ます。

この例では、天井トップライトに取り入れてましたが、壁面に転用し光と影を操ることも可能です。
実際の木を使って、木をモチーフにする
この建物は、紙を使って建築を造ることで有名な「伴茂」設計です。構造材に実際の木を使って、木が建物の屋根を支えているようなデザインとなっています。

構造材となる柱を木が生えているような様に魅せるよう、壁面は全てガラスで存在感を消し、木のモチーフが最大限美しく見えるよう計画されています。
モチーフ纏う難しさ
モチーフを纏った美しい建築は、それ程沢山あるわけではありません。
モチーフを纏う必要性と予算
一般的には建物を建てる施主がモチーフを纏う意図が見いだせず、あえてそこへ予算を費やすことが難しいからです。設計者やデザイナーが、その建物のあり方を検討する際に、地域性や歴史性などから、建物の外観にモチーフとなるデザインを施すことが考えらえますが、やはりそれなりの予算が必要となります。
モチーフを成立させる建築的総合計画
外観にモチーフと纏う場合、大きく分けて2種類の工法があります。
ダブルスキン方式
1つは、建物はモチーフがなくても成立する計画で、プラスでもう一重のモチーフを纏う工法となります。いわゆる建築用語的にはダブルスキンの工法です。建築設計的には、シンプルで建物とモチーフを切り離して計画出来る為、比較的自由なデザインができます。極端な例は、大阪道頓堀のかに道楽とかです。
総合的計画方式
もう一つは、建築の構造・法規・設備も含めてデザインされる総合的計画方式です。こちらは、設計の難易度は非常に高くなります。あらかじめ、モチーフとなるデザイン案と建築の耐震性を担保する構造体に落とし込み、効率的な配置を探しながら位置を決めて行きます。こちらの方式は、前者のダブルスキン方式とはことなり、一度計算しデザインが固まると、変更が非常に難しいとことです。ただし、予算はダブルスキン方式に比べて圧倒的に抑えることが可能となります。
モチーフ建築は、街のアイコンとなる
予算的にも、技術的にもハードルが高いモチーフ建築は、デザインが成立すると街のアイコンとなります。それだけ難しいことをやってのけても、残念なデザインになりうる時もあります。その時は散々な批判を浴びることになります。モチーフ建築はそんな表裏一体ですが、美しく成立出来ればそれだけ価値のある建築となります。
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