建築界では注目の麻布台ヒルズが2023年の暮れに完成しました。設計段階から、日本では見ることない曲線を多用した造形で工事期間中もSNS等で、段階的に見ることができました。完成した姿は、屋根から「ぬるっと」壁、床へ構造体が自由曲線を描きながら繋がっていく様で、建築的には衝撃的な造形です。
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ぬるっとした日本では建築が少ない理由

ヘイダル・アリエフ・センター
自由曲線を多用したぬるっとした建築は日本ではあまり見ることがありません。それは、日本は合理的・効率的な考えが一般的には正解とされるためです。建築を「ぬるっと」させようとすると、建築的に高度な設計が必要となる上、特殊加工による高額な材料費と建設費が必要となり今までにはない単価の建築となります。よほどのことが無い限りは、今まで例のない建築単価に対してGOサインを出す事業主はなかなかいません。

2022年の東京オリンピックの際も、新国立競技場の建設をめぐり国際コンペにより、今まで見たことのない案、まさにぬるっとした建築が選ばれました。設計を進めていくなかで、ぬるっとした案を実現するためのハードルが高く、想定した予算を大幅に超えたこともあり、結局白紙にもどり、合理的なカタチの案で決着がつきました。当初から、日本を世界に発信するために今までにないことをしようと予算を組んでおけば実現していたかもしれません。
最近はぬるっとした案が日本でも実現してきている理由

静岡県富士山世界遺産センター
麻布台ヒルズをはじめ、最近では日本でもぬるっとした建築が実現している現場が見受けられるようになってきました。その理由は、高度な解析技術と、合理的な設計ができるようなBIM技術が発展してきたことにあると考えられます。ぬるっとした建築は、いかにも建設費が高くなると思われがちですが、合理的に設計することも可能な時代となってきました。
曲線を多用することで、構造力学的な効率化を図り、部材の厚さや部材数を少なくし、モジュール化をはかることで工場製作による効率化が設計段階で計算可能となっています。それにより、ぬるっとした建築でも今までと変わらない建築単価で建設することも可能となりました。効率化できることが建築単価で数値化して説明できることになり、事業主としてはGOサインが出しやすくなったのです。
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