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【建築士つぶやく】「サイン」のデザイン実例集 – ピクトグラム・表札・誘導灯など

設計者としては、施設を設計する際に、終盤でいつも悩むサインデザイン。

一般的にはあまり気にされていない方が多いかもしれませんが、サインデザインが優れていると、建物のデザインがより一層カッコよく見える場合もあり、意外と重要なところでもあります。

住宅の場合は、表札が該当しますが、表札のデザインについても設計時はだいたい考えていないことが多く、現場終盤で決めてしまう場合が多いのではないでしょうか。

設計段階から現場までの決め事は多岐に渡り、最後表札のデザインを決めるときには疲れてきっていているところです。また、予算も最終的にあまり余力が残っていない中で決める事が多く、なかなか拘ってデザインに取り組むことが少ないように感じます

表札も同じく、建物をよく見せるポイントになりうるデザインマテリアルであることは間違いありません。出来れば、設計段階からデザインしておくことをお勧めします。

そんなサインのデザインについて、実例を交え紹介していきたいと思います。

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サインの種類と使い方

施設のサイン計画

公共施設の建物では、不特定多数の利用が考えられますので案内サインや室名サインは、初めてその施設を利用する人にとっては、非常に重要なものとなります。

まずは、案内することが目的ですので、デザイン性よりも視認性とわかりやすさが重要となります。ただし、デザインが悪く目立ちすぎると建物を台無しにしてしまう恐れもあるため、バランスが非常に難しいです。

施設の案内サインや室名サインについては、一般的にはアクリル板に大きく室名等を記載するようなものが多く見られますが、施設の用途によっては、建物のコンセプトを表現するために様々な工夫を施したサインデザインがあります。

たとえば、漆が有名な立地条件の建物であればサインの基盤に漆を使うことで、他にはないその施設ならではの雰囲気が感じられます。

また、施設の特徴を表すように、林業会館であれば木材を箱文字にして使用し、木材感を更に感じられるよう、色の違う2種類の木材を組み合わせることで施設を印象つけることに繋がっていると感じます。

ピクトサイン

施設サインで最も遊び心を感じられる所で、最近特にユニークなデザインを見かけます。

ピクトサインとは
ピクトサインは、日本では1964年東京オリンピック開催時に外国語によるコミュニケーションをとることが難しい当時の日本人と外国人の間を取り持つために、文字による表現のかわりに視覚的な図で表現することで、言語の違いによる制約を受けずに情報の伝達を行うことができるよう開発されたのが始まりで、今や国際的に様々なところで使用されています。

2021年のオリンピックでも沢山の新しいピクトサインが生まれています。

ピクトサインは、文字を使わず視覚的な図だけで表現しますので、デザインもユニークなものが多いです。

最近は、このような人型を棒に乗っけて表現するものがトレンドのような気がします。シンプルで、わかりやすく、他のデザインの邪魔にもならないため設計者としては重宝するデザイン手法です。

表札

住宅でのサイン計画は「表札」ですね。住宅が施設サインの考え方と大きく違う点は、わかりにくくてもOKということです。

極端に言えば、表札はなくても郵便物は届きますので、わからないものでも問題になりません。

表札デザインに思うこととその実際
用途、構造等も制限を受けない部分になりますので、表現の幅が無限に広がります。思い切りデザインできるところなので、あそび心溢れるデザインをして欲しいところですが、先にも挙げたように、サインのデザインは設計時に考えが行きついていないのが殆どではないでしょうか。
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面白サイン事例

避難口誘導灯

施設でよく見かける緑の人マーク。面白いことにこのサインは出入口から立体的に逃げてます。逃げ口から逆方向に走っているのが残念ですが、目立つ意味では成功しているデザインです。

緑化ピクトサイン

こちらは、壁面緑化とトイレ案内サインを兼ねたデザインです。トイレの汚い・臭い・暗いイメージを爽やかなイメージにしてくれ、オフィスや商業施設であればお客様も気持ちよく使えそうなデザインです。

消火器案内サイン

消火器は施設には法的に必要となるもので、どうしてもデザイン上隠したくなるものです。それを逆手にデザインに取り込んでいる事例です。

このように、あえて見せる手法によって、消火器の存在を施設利用者に案内しています。

優れたサインデザイン
消火器は非常時にしか活躍しませんが、このデザインは常日頃から消火器位置を案内し、非常時にも施設利用者が消火器のありかを迷う事なく使用されることと思います。
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まとめ

案内サインは、その建物を利用する人がわかりやすく案内する事が一番の目的ではありますが、その建物を印象つけるきっかけにもなるものです。

法的、構造的制限を受けず、コスト的にも建物全体からすればインパクトの小さいもので、材質や表現方法は無限に広がるサイン計画ですので、できる限り材質・デザイン・ディテールにこだわりワンランク上の建物としたいところです。

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