平屋のファサードをデザインする際、道路に対して横長プロポーションとなる方が美しいと感じます。ただ、敷地の条件によっては道路に対して幅狭く接している場合の平屋ファサードのデザインが一気に難しくなります。建物の高さは、室内の天井高を2.4m~2.7m程度確保すると凡そ3.5m程度の高さになります。黄金比よりも横長プロポーションが美しく感じますので、3.5m×1.618=5.663m以上の幅が望ましいところです。
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プロポーションが黄金比よりも横長平屋
プロポーションが黄金比の横長になるのは、平屋の特権でもあります。2階建て以上となるとどうしても縦長のプロポーションになります。横長プロポーションの平屋は、重心が低く感じられ安定感や安心感があります。
間口が狭い場合の平屋のプロポーション
間口が狭い場合の平屋は、縦対横の比率が1:1に近い数値となります。この比率になると、デザインが一気に難しくなり、庇や袖壁など、何かしらプラスしてデザインを整えることをしたくなります。また、屋根の形状をアイコニックにするなど建物の形状自体をデザインしたくなります。
勾配屋根とした場合の平屋ファサードの整え方
平屋で勾配屋根とした場合、建物のボリュームの割合に対して勾配屋根の斜めラインが思った以上に主張してきます。水平ラインによりスッキリさせたい場合は、ファサードとなる部分に水平庇を付け加えデザインを整える場合があります。また、勾配屋根をそのままデザインに活かす例もあります。勾配屋根部分を黒く塗りつぶし、屋根よりも下部分で水平・垂直を整えるデザインとすることでかなりスッキリした印象になります。
また、屋根勾配をあえて急勾配とすることでアイコニック的なデザインとなります。
平屋のプロポーションはやはり水平ラインが効く横長が美しい
敷地条件や、建物用途、プランニングにより建物の形状は導かれてきますが、やはり平屋の場合は、水平ラインが通った横長のプロポーションが美しいです。一般的には2階建てや3階建ての建物が多いなか、横長プロポーションをもつ平屋は他にはない魅力を放ちます。
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one archi
現在の主な作業
一級建築士試験に一発合格し、組織設計事務所にて主に学校、公民館、道の駅、発電所等の幅広い用途の公共建築物の設計を行なっている。
自己紹介
芸術学部建築学科を卒業後、ハウスメーカーメーカーにて住宅の設計販売に携わる。一級建築士事務所開設を夢に、ハウスメーカーを退職し資格学校へ通うが、そこで現職場の先輩にスカウトされ組織設計事務所に所属する事になる。一級建築士の他に、インテリアプランナー、建築積算士、casbee評価員の有資格者である。2020年、実務経験と建築知識を活かして建築系のWEBライターとして始動。
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