何十年も経った建築は、新築にはない味わい深さがあるように思います。外部のコケの生えた石積みやコンクリート外壁、内部であれば褐色に変色した木材など日本的な侘び寂を感じる場面は美しく老いた建築を感じます。
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外部の老いた建築
外部での老いを感じる場面は、日当たりや雨がかりなど自然環境との関わりにより長い年月を経て材料が経年変化するところに美しい老いがあります。コンクリートやモルタルなどの強いイメージのものが、ひび割れや汚れを付け加えて落ち着いた雰囲気を醸し出します。

レンガや石などの自然素材は、コケやツタなど自然のものが絡みつき、より自然を感じられる表情になります。

コケやツタが絡みついた壁面は、雨の日には土の香りを乗せて建築により味わい深さを感じさせてくれます。また、ツタが茂った夏の日には外壁に葉っぱの陰影を残し、風が吹けば葉の擦れることで自然を感じさせてくれます。季節によっても、この表情は変わり、視覚、聴覚、嗅覚など人の五感に訴えてくるものがあります。
内部の老いた建築
日本の建築には、内部に木や土、草など自然素材が沢山使われてきました。

自然素材のものは、経年により表情が変わっていきます。特に木材は、床にも使われ、なんどもなんども磨かれることで鏡面のように周りを映し、外からの自然の光を反射させることもあります。

日本の床に使われる材料としては、イグサを使った畳があります。畳も経年により変色していきます。日本の建築は軒が深い建物が多くあり、直接太陽の光があたることはあまりありませんでしたが、人が使い込んだ畳は徐々に黄金色に変色し、その家の匂いを付け加えて味わい深くなります。

内部の壁面に使われる土壁は、日本の風土にあった湿度を調湿するもので、夏と冬では表情が変わってきます。これを繰り返す内に、土壁にひび割れがおこり唯一無二の表情ある壁面となります。現代のとにかく綺麗に保つことを目的とした人工的な素材に比べて、質素ではありますが長年使い込むことで、より味わいが出てくる自然素材の方が美しく老いる気がします。これは建築だけに限らず、茶碗、書籍、人などにも通じるところがあるようにも思います。
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