建築の庇にはメリットとなる効果が4つあります。
- 外壁劣化の軽減
- 夏場の日射抑制による空調負荷軽減
- 内外を緩やかに繫げる連続性
- 災害時の避難安全性
特に最近では、国を挙げての省エネ化推進の動きがあり、庇の有効性について様々な技術書や基準類でも触れられるようになりました。
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外壁劣化の軽減

日本では古くから庇(軒)のある建築が多く建てられてきました。日本建築が庇(軒)のある理由は以下の2点です。
- 木や左官(土)などの自然素材が外壁に使われていたこと
- 比較的雨の多い地域で、排水性に優れること
最近では、建物の外壁性能や防水性が向上し庇(軒)のある建築が少なくなってきましたが、いくら外壁の性能が向上しても庇があるかないかでは大きな違いがあります。また、高層階になってくると外壁の塗り替えやシーリングのやり替えなどメンテナンスするときに、各階にバルコニーが設置されているだけで大きくメンテナンス費用も変わってきます。
夏場の日射抑制による空調負荷

現在の建築基準では、300㎡を超える建物を申請する場合は省エネ適合性判定を受けることになります。また、2000㎡を超える建物を設計する場合は、CASBEEを提出する必要があります。これら省エネ適合性判定やCASBEEに有効に働くのが庇の効果です。庇があるだけで、省エネ計算上も有利に働き、CASBEEでも得点を稼ぐことに繋がります。実際、夏場の高い角度からの直接日射を抑制すると室内の温度上昇を抑えることができ、空調負荷軽減に繋がります。
内外を緩やかに繫げる連続性

室内の天井と、庇の軒天が連続することで内外の連続性が生まれ開放的な空間とすることができます。また、軒の深さが室内をややうす暗くなることで室外からのプライバシーにも配慮できます。
災害時の避難安全性

災害時の建物の安全性は、構造部材の建物倒壊に対して以外でも重要となるのが、避難経路を健全に確保することです。庇やバルコニーがあることで、地震時に上階の外壁材やガラスの落下の直接被害から身を守ることができます。また、火災時の避難では2階以上の階で一時的に避難する場所として、煙から逃げる場としてバルコニーは非常に有効な場所となります。
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