建築で使われる木材は、構造材・外装材・内装材など適材適所に樹種を変えて使用されています。
例えば、地盤を固める杭には耐水性や防食性の高い松、構造材には強度の強い檜、内装材には加工のし易い杉などです。日本では、松・檜・杉などが一般的に多く使われていますが、海外ではチークやマホガニーなどが有名で、それぞれ材の特徴も異なれば、見た目の雰囲気も大きく変わってきます。
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日本の代表的な樹種「杉」の特徴と空間の雰囲気

日本では流通性や経済性、加工のし易さの観点から、杉材が多く使われています。強度は檜に比べやや劣ることがありますが、断面寸法を大きくすることで柱や梁にも使うことも可能で、断面寸法を大きくしても檜よりも価格が安く入ることから、構造材としても使われることが多くあります。そのため、家丸ごと杉で造られることもあります。
杉の特徴は、コストが安く加工がし易いだけでなく、比重が低いことで多く空気や水分を含む事ができ、断熱機能や調湿機能が他建築材料に比べてはるかに性能が良いことが上げられます。この断熱機能や調湿機能は、四季のある日本に適した材種と言えるのではないでしょうか。杉材は、丸太のどの部分から取るかによっていろいろな色味がありますが、比較的明るい茶色で、木目もしっかりと分かりやすく、内装に使うと優しい雰囲気の空間となります。色味の幅があることで、自然の木が感じやすいのも特徴となります。

この明るい茶系の色味が杉らしさであり、日本らしさが感じられます。
海外の樹種の特徴と空間の雰囲気
世界の「三大銘木」と言えば、ウォールナット、チーク、マホガニーです。
ウォールナットはクルミ科の分類で、カナダの一部の州やアメリカ東部などが産地で、濃い茶色で木目が美しく、耐衝撃性にも優れている材です。

チークはシソ科の落葉樹で、アジアの熱帯モンスーン気候地方などが産地となり、堅く頑丈な材質で耐久性が高く、水や虫に強く海水に浸けても腐りにくいことから、船舶などにも使われてきた材でもあります。チークは年月が経つにつれ暗い褐色に変化していくという特徴もあり、経年変化を楽しめます。

マホガニーはインドネシアやマレーシア、フィリピン、バングラデシュなど比較的温かい地域が産地となり、深みのある赤色と美しい縞模様の木目が特徴で、経年変化により深みが増していく材で古くから高級家具などに使用されています。

世界の三大銘木はいずれも、日本の杉に比べて色が濃い茶色であることが特徴で、室内空間に使われると杉の明るい茶色に比べて、暗めの落ち着いた雰囲気となります。

また、杉材の比重が0.4程度に対して、ウォールナット・チーク・マホガニーは0.6前後となり、断熱性や調湿性については杉材の方が優れていることが分かります。四季の温度差や湿度の変化の少ない海外では、比重の高く強度の強い材が向いているのかもしれませんが、その比重の違いで、空間の雰囲気も杉のような比重が軽い素材は優しく感じ、比重が重い素材は、空間に重厚感が感じられます。
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