「予算は限られているけれど、妥協のない美しい家に住みたい」
これは、家づくりを考えるすべての方にとっての切実な願いですよね。建築の世界において「ローコスト」と「美しさ」は決して相反するものではありません。むしろ、制約があるからこそ生まれる「引き算の美学」が、洗練された空間を作り出す鍵となります。今回は、コストを抑えながらも上質なデザインを実現するための4つの極意を解説します。
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「建物のカタチ」をシンプルに極める
建築コストを左右する最大の要因は、建物の「外周の長さ」と「複雑さ」です。

凹凸を減らす建物を凸凹のないきれいな「箱型(長方形・正方形)」にすることで、基礎工事や壁面積を最小限に抑えられます。
総2階建てにする
1階と2階の面積を揃えることで、構造が安定し、屋根面積も減らせるため、最も効率的にコストを削減できます。

「整う」美しさ
シンプルな箱型は、プロポーション(比率)を整えるだけで、驚くほどモダンで美しい佇まいになります。
素材の「メリハリ」を意識する

すべての場所に高級な素材を使う必要はありません。「視線が止まる場所」と「肌が触れる場所」に予算を集中させるのがコツです。
一点豪華主義
玄関ドアやリビングの床材など、毎日目にし、触れる部分には本物の木や質の高い素材を使いましょう。

「見切る」技術
壁紙をすべて高価なものにするのではなく、広い面は安価でシンプルな白を選び、照明の影が美しく落ちるような「質感」にこだわります。

下地を仕上げにする
構造用の合板やモルタルをそのまま仕上げとして使う手法も、インダストリアルで洗練された印象を与えるテクニックの一つです。

「光と影」をデザインに取り込む

装飾にお金をかけなくても、「光」は無料のインテリアになります。
窓の配置を絞る
窓をたくさん作ると断熱性能が落ち、コストも上がります。大きな窓をドカンと一箇所に配置し、そこから入る光が壁をなめるように設計すると、空間に奥行きとドラマチックな陰影が生まれます。
「抜け」を作る
視線が外へ抜ける場所を一点作るだけで、実際の面積以上の開放感を感じることができます。
ノイズを削ぎ落とす「引き算の美学」

美しいデザインとは、余計なものがない状態を指します。
既製品を賢く隠す
既製品のキッチンや洗面台でも、周りを壁で囲って「造作風」に見せるだけで、一気に高級感が増します。
線を整理する
窓の高さ、ドアの高さ、棚のライン。これらをビシッと揃えるだけで、空間の雑味が消え、静謐な美しさが宿ります。
まとめ
ローコスト建築とは、単に安い材料を使うことではなく、「どこに価値を置き、どこを削るか」という優先順位を明確にすることです。無駄を削ぎ落とした先にあるシンプルな空間は、住む人の個性を最も引き立ててくれます。
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one archi
現在の主な作業
一級建築士試験に一発合格し、組織設計事務所にて主に学校、公民館、道の駅、発電所等の幅広い用途の公共建築物の設計を行なっている。
自己紹介
芸術学部建築学科を卒業後、ハウスメーカーメーカーにて住宅の設計販売に携わる。一級建築士事務所開設を夢に、ハウスメーカーを退職し資格学校へ通うが、そこで現職場の先輩にスカウトされ組織設計事務所に所属する事になる。一級建築士の他に、インテリアプランナー、建築積算士、casbee評価員の有資格者である。2020年、実務経験と建築知識を活かして建築系のWEBライターとして始動。
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