最近の建築デザインで見かける、建物の外観にフレームをつくる「門型(ゲートスタイル)」。一見すると「ただの四角い枠」に見えるかもしれませんが、実はこれ、建築家のこだわりとテクニックが詰まった引き算デザインです。
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「切り取り」が生むピクチャーウィンドウ効果

門型デザインの最大の魅力は、空間を切り取る(フレーミング)ことにあります。
- 景色の借景: 窓の周囲を門型で覆うことで、外の風景がまるで一枚の絵画のように見えます。
- 視線のコントロール: 見せたいもの(庭や空)を強調し、隠したいもの(隣家や電柱)をさりげなくフレームの外に追いやることができます。
奥行き感と立体感の演出

のっぺりしがちな住宅の外観に、門型のフレームを一段前に出すだけで、驚くほどの立体感が生まれます。
「内」と「外」を曖昧につなぐ

門型は、物理的な壁を作らずに「ここからがプライベート空間ですよ」という境界線(結界)を引いてくれます。
- アプローチ: 玄関前に門型を配置することで、帰宅時にホッと一息つくためのスイッチになります。
- インナーテラス: 室内から屋外へ門型が突き出すデザインなら、リビングが外まで広がったような開放感を味わえます。
門型デザインを成功させるための比較表
導入を検討されている方のために、代表的な活用パターンを整理しました。
| パターン | 特徴 | 主なメリット |
|---|---|---|
| ファサード型 |
建物正面に大きな枠を配置 |
住宅の存在感(シンボル性)が高まる |
| 軒・ポーチ型 |
玄関やテラスを囲う |
雨除けとしての実用性とデザインの両立 |
| インテリア型 |
室内(LDK)の仕切りに採用 |
壁を作らずに空間をゆるやかに区切る |
ここだけは注意!
門型デザインは「プロポーション(比率)」が命です。フレームが太すぎると野暮ったくなります。逆に細すぎると安っぽく見えてしまいます。「黄金比」を意識したバランスが重要です。
まとめ
門型デザインは、単なる流行ではなく、空間の質を劇的に変える「魔法の枠」です。これから家を建てる方、あるいはリノベーションを考えている方は、ぜひ「どこをフレーミングしたいか?」を想像してみてください。
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one archi
現在の主な作業
一級建築士試験に一発合格し、組織設計事務所にて主に学校、公民館、道の駅、発電所等の幅広い用途の公共建築物の設計を行なっている。
自己紹介
芸術学部建築学科を卒業後、ハウスメーカーメーカーにて住宅の設計販売に携わる。一級建築士事務所開設を夢に、ハウスメーカーを退職し資格学校へ通うが、そこで現職場の先輩にスカウトされ組織設計事務所に所属する事になる。一級建築士の他に、インテリアプランナー、建築積算士、casbee評価員の有資格者である。2020年、実務経験と建築知識を活かして建築系のWEBライターとして始動。
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