オモトは昔から縁起の良い植物と言われて重宝されてきました。邪気を祓うことから、鬼門である北東の庭に植えるとその家は繁栄すると言われています。江戸時代に徳川家康が江戸に移動した際に、まずオモトを持ち込んだという逸話もあり、引っ越しの際に他の荷物より先にオモトを新居に持ち込むと開運されると言われています。
この記事では、オモトについて風水効果と運気をアップさせるためのポイントをご紹介します。
風水おすすめ観葉植物32選
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オモトってどんな観葉植物?
オモトは、地面からアーチを描くようにユリに似た葉を伸ばす日本が原産のユリ科の多年草です。宮城県を北限に本州、四国、九州に自生しています。観葉植物として、日本が独自に改良し世界に広まった誇るべき植物です。梅雨時期にとうもろこしのようなクリーム色の花を咲かせ、冬には赤や黄色の実をぎっしりとつけます。1000を超す品種があります。葉が30cm以上になる大葉系、20cm程度の中葉系、5〜10cmの小葉系に大きく分けられます。中でも中葉系は、葉の形状で細かく分類できます。
オモトの花言葉
軽やかな明るい緑の葉を持つオモトは、冬になっても葉を落とすことがないので、漢字で表すと「万年青」と表記します。「長寿」「長明」「永遠の繁栄」「母性の愛」「崇高な精神」という花言葉を持っています。
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オモトの種類6選
オモトは日本原産の多年草で大変歴史が長く、約2000種類以上の品種があると言われています。大きさで大葉、中葉、小葉で分かれています。自分の部屋の大きさや好みで選んでいくと良いですね。
①縞獅子


縞獅子
深緑と白のコントラストが美しい色にくるくるとした葉が躍動感あふれる品種です。同じ「縞獅子」でも種類によって、巻き具合や葉の厚みが変わってくるのでその違いも楽しいですね。中葉の分類になります。
②大黒殿


大黒殿
左右対称の葉が芸術的で丈夫な品種なので、初心者でも安心して育てられます。「大黒殿」という財運が高まる縁起の良い名前で、引っ越し祝いなどの贈り物としても人気が高いです。
③瑞泉


瑞泉
小葉の分類となり、「立派なめでたい泉」という意味の名前や丈夫なことから人気の品種となります。とにかく丈夫で育てやすいのでオモトが初めての人にはおすすめです。
④秋津島


秋津島
ピンと伸びた葉に深緑と白の縞柄がハッキリと出てくる品種です。葉肉も厚くしっかりしていて、とても丈夫なので育てやすいです。
⑤千代田の松


千代田の松
白い線が糸状に入っているのが特徴で、千代田系の代表的な品種です。とても力強く生命力を感じます。大きさは中葉の分類になります。
⑥外輪山


外輪山
尖った葉先が上を向き、中の黄色い部分の葉がまるで黄金のように見えます。赤の可愛らしい実をつけます。九州地方で多く栽培されていることから、別名「薩摩オモト」とも呼ばれています。
オモトの品種
葉の変化、斑、大きさによりたくさんの品種が作られています。品種の名前が日本名なのでとても親しみやすいです。
斑の違い
- 大黒殿=葉の付け根が綺麗に重なり、左右対称の美しさ
- 瑞泉=葉の表面が竜の背のように縦に隆起する
- 秋津島=縞柄と葉緑に斑が入る
- 千代田の松=白い糸状の斑が入る
- 外輪山=葉の付け根は淡く葉先いいくに従い緑になる
- 聖光都の図=葉が大きく雄大
葉の大きさの違い
- 大葉系=大観、曙
- 中葉系=薄い小さな葉の薄葉系=富士の雪
- 細長く厚みのある縞甲系=錦麒麟
- 葉先がカールした獅子系=玉獅子
- 小葉系=羅紗系=瑞泉
日本伝統の植物は、植える鉢との調和にもこだわります。信楽鉢などの伝統的な鉢に合う品種、モダンな鉢に合う品種など、同じオモトでも品種により楽しみ方が広がるのが魅力です。
オモトの育て方
比較的簡単に育てることができるオモトですが、枯らさないように育てるにはコツがあります。鉢植えでも地植えでも育てることができますが、日当たりと風通しには気をつけましょう。午前中は陽を浴びて、午後は半日陰になる場所が最適です。朝と夕に霧吹きをして多湿にしておくことがコツです。屋外で育てる場合は、夏は軒下で涼しく、冬は直射日光をあてて暖かくしてあげましょう。地植えする場合は、水はけのいい土に植えましょう。用土を作る際は、排水性、通気性、保水性をよくするために腐葉土、赤玉土、ピートモスをよく混ぜ合わせてふかふかの土にしましょう。ラン用の培養土を使用することもできます。
地面から葉を出しながら成長するオモトは、鉢植えの場合は2〜3年で鉢の中が根や株でパンパンになってしまいます。できれば2年に1回、2回りほど大きな鉢に植え替えてあげましょう。植え替えをサボると、窮屈な鉢の中で根詰まりを起こし、根が窒息して枯れてしまいます。そうなれば子孫繁栄どころじゃなくなります。
観葉植物の育て方
観葉植物の育て方を知ることはとても大事です。特に風水絡みで観葉植物を購入するのなら枯らすわけにはいきませんもんね。そんな方には、熱帯植物に関する著書を多数書かれている尾崎章さんの下記2冊をおすすめします。お手元に1冊いかがでしょうか。
著者 |
尾崎 章
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出版社 | 西東社 |
ページ | 207ページ |
オモトを風水に取り入れるポイント
風水では健康運、金運、子孫繁栄、邪気祓い、リラックス効果のパワーがあると言われています。
オモト|運気を上げるための置き場所
金運・健康運アップの方角・場所
排泄をする場所のトイレは、風水的に悪い気を外に出す重要な場所で、金運と健康運を司るとされています。悪い気が溜まりやすいトイレにオモトを飾ることで、邪気を祓い、長寿の花言葉通り健康をもたらしてくれます。オモトのように下向きに垂れる葉を持つ観葉植物は、気持ちを沈める効果があるので、乱れた調子を整えるためにトイレの窓枠に飾るといいですね。日陰でも元気に育つオモトは、窓枠が狭く鉢を置くのが危険な場合は、トイレットホルダーや棚に置くこともできます。
子孫繁栄の方角・場所
鉢植えでも地植えでもよく育つオモトは、邪気が入らないように鬼門の北東の庭に植えると子孫繁栄が期待できます。万年青と表記するほどの強い生命力、繁殖力があり一年中青い葉をつけるオモトを庭に植えておくと見た目にも華やかです。殺風景になりがちな冬の庭でも、赤や黄色の実をたくさんつけるオモトは庭の運気を上げてくれます。
ゆったりとくつろげる寝室にしたいなら、邪気祓いとリラックス効果を持つオモトを飾ることをおすすめします。寝室の入り口近くに置くことで、悪い気が溜まらなくなり、夫婦間の関係もよくなります。
邪気祓いの方角・場所
良い運気も悪い運気も出入りする玄関に、邪気を祓うパワーのあるオモトを置くことで家を守ることができます。葉がたくさんある元気なオモトであればあるほどその効果は増しますので、置くだけではなく、愛情を持って育てるようにしましょう。日陰でも育ちますが、暗くなりがちな玄関では窓際や入り口に置いて日光をあてるようにすると艶やかな緑の葉を楽しめます。
リラックスの方角・場所
家族が集まるリビングは、リラックス効果の高いオモトを飾ってみんなの気持ちをほぐしてあげましょう。下向きの葉は気持ちを整える効果があるので、自然と心地よい空間になります。
オモトのおすすめランキング3選
【第1位】オモト 陶器植え Sサイズ
人気のあるアイビー3号を品種おまかせでお届けします。9cmほどの大きさで出荷します。室内、屋外で育成できます。屋外に出す場合は徐々に慣らしながら直射日光にあてるようにしてください。春から夏にかけて液体肥料を2週間に1回程度与えます。つるが長く伸びて30cmになることもあります。
サイズ | 高さ:約30cm前後 横:約30cm前後 |
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【第2位】信楽鉢に入ったミニサイズのオモト
おしゃれな信楽鉢に植えられた小さなオモトです。これからオモトを育てようとする方におすすめです。可愛いサイズなので、デスク周りなど場所を選ばずに飾ることができます。ここからどこまで大きく育てられるかという楽しみもあります。
サイズ | 鉢底から約15cm前後 幅鉢約10cm |
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【第3位】オモト「曙」5.5号
縁起物のオモトの5.5号鉢です。品種は大葉系の曙です。大きな葉が繁る曙は、見た目も華やかで引っ越し祝い、開店祝い、新築祝いなどに最適の品種のオモトです。
サイズ | 高さ:約40~45cm |
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まとめ
徳川家康が江戸へ持参したとも言われる逸話のある開運パワーを持つオモト。健康運、金運、邪気祓い、子孫繁栄などの多くの風水効果もあります。万年青というくらい年中、豊かな葉や花、色鮮やかな実で楽しませてくれるオモトをご家庭に取り入れて豊かな人生を歩んでください。