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建具表とはどんな図面?記載されている内容・建具性能の見方

図面の種類 建具表とは 図面の種類

 「建具表」とは建具の形状や仕様などをリスト化したものです。じゃあ建具って何なのですね。付けられた開閉して部屋を仕切るものです。可動部分と枠部分を合わせた一般的です。木製建具と金属製建具があります。それらの仕様をリスト化しているもの「建具表」というわけです。

 

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 「建具表」の概要

「建具表」は姿図を利用して面材枠や材・金物について記載されており、見積りをより正確なものとするために必要です。いるため、それら一つの建具に対して仕様を決める必要があります。

また「建具表」をどういった建具なのか詳細を知ることができます

建具の詳細例
・防火設備なのかガラ​​スは入っているのか?・ガラス
の厚み、ガラスは網入りか透明か?・型板か、LOW
-Eが使われているのか?
・ハンドルの形状は握り玉かレバーハンドルか?
・鍵は必要か?ドアクローザーは?など

また、建具のみ平面図で表すキープランという図面もあります。これは建具の場所を表す図面が必要なため、キープランと建具表は統合させる必要があります。します。

また、建具の性能も記載されています。建具の性能はその建具設置高さ、建物の形状や立地条件により建具に求められる性能が違います。

記載される建具の性能
【耐風圧性】【気密性】【水密性】【遮音性】など

建主がじっくり建具表を見ることはあまりないかもしれませんが、施工業者に的確に設計者の計画を伝達するためのものであるといえます。どのような建具を製作しそれをどこに取り付けるのか?それらを建具表を見ながら確認を行います。

建具表

キープラン

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建具性能の見方

以下に主な建具の性能についての説明をしていきます。

【耐風圧性能】の見方

窓、ドアがどれくらい風圧に耐えられるかを示します

サッシに要求される耐風圧強度はサッシの地上高さによる予想速度圧、建物の形状による風力係数、地域別軽減係数、建物の立地条件により求められます。

つまり、サッシの取り付け高さや建物の形状、建物が建てられている地域や立地により決められるということです。それによりガラスの厚みも窓の大きさにより決定されます。

JIS等級 等級との対応値 (参考)風速換算値
S-1 800Pa 風速は36m/sに該当します。
S-2 1,200Pa 風速は44m/sに該当します。
S-3 1,600Pa 風速は51m/sに該当します。
S-4 2,000Pa 風速は57m/sに該当します。
S-5 2,400Pa 風速は62m/sに該当します。
S-6 2,800Pa 風速は67m/sに該当します。
S-7 3,600Pa

風速は76m/sに該当します。

※SはStructureの頭文字です

選択の目安
階高 高さh 風圧力(C=0.8) 対応するJIS等級
1F 約3m 約800Pa

S-1

2F 約6m 約1,200Pa S-2
3F 約9m 約1,600Pa S-3

【気密性】の見方

サッシの隙間からどの程度の空気の出入りがあるかを示す性能です

風が吹くと室内外に気圧差が生じます、隙間風が生じます。この隙間風を規制する性能を気密性能といいます。隙間から入ってくる空気の量が少ないほうが性能が良いということです

気密性が高いメリット
① 冷暖房における熱負荷が少ない → 省エネにつながる
② 内外部の騒音における遮音性能が良くなる → 静寂さ

換気、気密性が高いと換気による問題も生じますので定期的な換気が必要です。 24時間換気設備等は義務付けられているので設置する必要あります

JIS等級 気密等級線 (参考)対応サッシ・ドア
A-1 A-1等級線 室内建具など
A-2 A-2等級線 室内建具など
A-3 A-3等級線 一般サッシ・ドア群
A-4 A-4等級線 断熱・防音サッシ・ドア群

※AはAirの頭文字です

【水密性】の見方

屋内への雨水浸入をどの程度防げるかを示す性能です

一般の戸建ての場合 W-2,W-3 等級が必要となります。

W-3等級とは1時間当たり240mmの降雨時に風速20m/s程度の風が吹いてもサッシから雨水浸入がないという性能です。

雨水浸入は窓枠を超えて屋内に雨水が入ることとされています。

JIS等級 圧力差 (参考)風速比較置
W-1 100PA 風速は9〜15m/sに該当します。
W-2 150PA 風速は11〜19m/sに該当します。
W-3 250PA 風速は14〜24m/sに該当します。
W-4 350PA 風速は16〜29m/sに該当します。
W-5 500PA 風速は20〜35m/sに該当します。
必要な等級の目安
水密性能のJIS等級 W-1 W-2 W-3 W-4 W-5
選択の目安 周辺住宅    
  郊外住宅  
    低層ビル
      中高層ビル

【遮音性】の見方

屋内・屋外への音の侵入をどの程度遮るかを示す性能です

ex T-1等級の窓では25dBの音を遮る性能を持っており、室外で80dBの音を55dBまで下げることができる性能です。T-2で30dBの音を遮ります。ほど性能が良いということです。

JIS等級 遮音等級線 住宅性能表示精度等級区分
T-1 T-1等級線 2級
T-2 T-2等級線 3級
T-3 T-3等級線 3級
T-4 T-4等級線 3級
騒音レベルとサッシの遮音性
騒音レベル 身近にある騒音環境
120〜100 自動車の警笛
電車が通るガード下
聴力機能障害  
100〜80
ボーリング場
うるさい  
80〜60

幹線道路の交差点
バスの走行音

うるさい 80dB
T-1(25) 55dB
T-2(30) 50dB
60〜40 な静かな事務所
静かな公園
普通
40〜20 郊外深夜
さやき
静か  
20〜0 呼吸の音 静か  

その他にも断熱性や防火性などの機能もあります。 ひとことに「建具
表」もこれだけの意味、情報がこめられているのです。

 

図面22種類の特徴・読み方

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