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構造図とは?5種類の図面 記載されいてる内容と役割

構造図とは建物の構造に関する部分を表した図面です。

構造とは建物の骨組みや土台を示し「躯体」とも言います。建物も人間の体と一緒で骨組みがしっかりしていないと成り立ちません。

構造図といっても様々な表現の仕方が部位により異なりますので、部位別にみていきましょう。

建築現場イメージ

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構造図の種類と役割

構造図には部位ごとに種類とその役割があります。

1、杭伏図

杭打ちが必要な場合に杭を配置した図面です。配置と杭の径や長さが記載されています。

杭は地盤の強度や状況により打設する必要がある場合と無い場合があります。地盤の状況は地盤の調査等々により判断されます。

杭伏図

2、基礎伏図

基礎全体の形状を上から見下ろした平面図です。「伏図」というのは主に上から見下ろした時の見下げ図という形で表現されることが多いです。

基礎図の種類
① べた基礎 ② 布基礎 ③ 独立基礎 etc.

まだまだ種類はありますがこのあたりでとどめておきます。

ちなみに一般的に住宅で採用される工法としては「① べた基礎」「② 布基礎」が多く採用されています。

基礎伏図

3、床伏図

床面を上から見下ろした図面を言います。見下げ図です。
各階で図面化されます。1階であれば「1階床伏図」、2階であれば「2階床伏図」です。
要は構造の平面図です。

情報としては、各階の柱、梁、壁(コンクリート等の場合)の構造体が記されています。例えば木造の1階部分の場合は土台、火打ち土台、大曳き(大引き)、根太や束などが記されています。

4、軸組図

主に構造平面図(床伏図)を垂直に切断した構造版の断面図といえます。

断面図の場合は躯体も仕上げも記載されていますが、この断面図とは役割が違います。あくまで、構造だけの断面図です。不要な情報は盛り込みません。

軸組図は基本的に「通り芯」ごとに作成します。なぜなら軸組図とはどちらかというと工事施工業者が見て組み立てる際や組み立て前の部材の加工等で利用することが多いからです。

軸組図の情報
① 柱 ② 間柱 ③ 大梁 ④ 小梁等

外壁の窓部分や扉、開口部部分なども考慮して計画する必要があります。

軸組図

5、小屋伏せ図

小屋伏図とはいわば屋上の屋根部分の構造平面図になります。小屋とは屋根を支える構造部分を示します。

小屋組みをどのように構成するのか、どのように梁を渡すのか設計上の考えが凝縮した図面です。屋根伏図との違いは屋根伏図は屋上の仕上げを示すのに対して小屋伏図は屋上の構造体を示します。

小屋伏図

以上のように構造図は意匠図と対照的に構造体のみに特化した図面といえます。

主に、役所に提出する確認申請図書に構造計算書と一緒に添付して提出し、この建物が本当に大丈夫かどうか構造的な観点から審査するのに必要です。そして、この構造が適切でないと建物が成立しません。

2005年にあった耐震強度構造計算書偽装事件 いわゆる「姉歯事件」や2015年にあった「杭打ちデータ偽装事件」など建築業界を揺るがす構造に関する事件は記憶に新しいですが、こういうことにならないように、建築士としての基本というか厳守するところは(当たり前なのですが)絶対に忘れてはいけません。人命に関わります。

また、構造図は施工業者が工事や部材の加工をする際に作成する施工図や製作図の基になる図面です。構造図を基にして工事業者は工事を実施するとても重要な図面であるとともに、工場で加工する部材のための製作図の基にもなるので非常に重要な図面であるといえます。

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