「坪」とは尺貫法による面積の単位です。明治時代に定義され、400/121平方メートルとされています。
1坪=約3.31㎡(畳2枚分)
一般的な住宅のUB(ユニットバス)や洗面室の広さ
一辺が6尺(1間)の正方形の面積であり約3.305m2です。1畳(中京間)が1.65m2なので1坪=2畳になります。つまり、畳2枚で一坪ということになります。
ちなみに、全国の住宅の床面積の平均値は2018年時点で約38坪です。1坪は約3.3m2なので126.8m2となるので、38坪以上あれば大きい家であると言えますね。一つの目安として覚えておいてもいいかもしれません。
また、住宅だけでなく、その土地の広さも坪で表します。「坪単価」という言葉を耳にしたことがあると思います。これは土地の価格をあらわす呼び方で、不動産業界では一般的な言葉です。土地の価格がすぐに分かるので、ものさしとして使われています。
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なぜ「坪」が使われるのか?
これは戦前まで用いられてきた「尺貫法」という度量制度の名残であると言えます。
「寸」「尺」「間」「歩」等々、尺貫法の単位がありますが、未だに一般的に使われているのがこの「坪」ではないでしょうか?
海外投資家向けに書かれた英文の不動産鑑評価書にも「坪」(tsubo)が表記されているのです。「坪」表記はさりげなく国際化しているのです。
このように「坪」は不動産業界にしみついた単位であり、今後もなくなることは無いのではないでしょうか。
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