2024年の凶方位。引越・旅行対策はどうする【本命星・五黄殺・暗剣殺・歳破】

おみくじを引いたことがある方は多いでしょう。大吉を引き当てたら、良いことが起こりそうでとてもハッピーになります。逆に凶を引いてしまったら、何か悪いことが起こりそうで落ち込んでしまいますね。おみくじの結果だけで、人生が変わることはないとはわかっていますが、やはりおみくじの結果は気になります。

おみくじの大吉や凶は、みなさんご存知でしょうが、方位にも吉や凶があるのはご存知ですか？九星気学で考える方位学にも、吉方位や凶方位があります。旅行や引っ越しなどの際に、方位を意識することで運勢が変わるとされています。この記事では、凶方位の調べ方や対策についてご紹介していきます。

 

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凶方位とは

方位にも、吉方位、凶方位があります。節分のシーズンになると『今年の恵方は東北東です』などと話題になりますね。これが吉方位なのですが、この方位は本命星ごとに決められており、吉方位と凶方位があります。この方位は年ごとに変化します。本命星は生年月日で決まりますので、まずは自身の本命星を知ることが大事となります。インターネットなどで検索すれば、本命星の早見表が出てきます。本命星から導き出した吉方位と凶方位を知ることで、引っ越しや旅行の計画が立てられます。凶方位は、五黄殺、暗剣殺、歳破などの種類があります。

 

方位盤の見方

 

方位盤は方位の吉凶を知るのに必須のアイテムとなります。方位盤は8つの方位に区切られており、それぞれに9星が配置されています。風水では、八卦、十二支に十干を組み合わせた方位盤が使用されます。流派により多少の違いはありますが、東西南北の方位を45度、もしくは30度で分けられます。基本的には下図のように8方位に分けられ、それぞれに本命星があります。

 

「吉方位」と「凶方位」は、方位盤の本命星と九星気学の位置関係で決定されます。上記の表が2024年の配置図となります。この配置は年ごとに変化します。「中宮」と「三碧木星」の配置でその年の吉凶を占います。吉方位で扱う1年は旧暦の正月が基本となります。九星気学では2月3日の節分で1年を区切ります。

 

五黄殺について

方位盤で五黄土星が配置された方位を「五黄殺（ごおうさつ）」と言います。五黄殺は全ての人にとって、大凶の方位になります。トラブルを引き起こしやすい方位とされています。例えば、ご相差の方位に長時間滞在したり、旅行や引っ越しをすると悪い気の影響を受けやすくなります。2024年の五黄殺は、五黄土星が西に入るので、「西」になります。

 

基本配置では、五黄土星は中央で安定したポジションにいます。しかし、中央に配置されるのは9年に一度です。中央以外のポジションで毎年悪い気を引き起こしているのが、五黄殺です。五黄土星が大暴れしている方位に望んで出向く必要はないですよね。

 

暗剣殺について

五黄土星のいる五黄殺のポジションと正反対の方位が「暗剣殺（あんけんさつ）」です。『暗闇で剣で刺される』という読んで字のごとく、最も不吉な方位とされています。自身ではないことでトラブルが起こりやすい方位です、新規事業や引っ越し、旅行などは、暗剣殺の方位は避けておきましょう。

 

2024年は五黄殺が西なので、正反対の「東」が暗剣殺となります。暗剣殺が配置された方位により、引き起こされるトラブルの内容が変わると言われています。東の暗剣殺は、異性間や水に関するトラブルに気をつけてください。

 

歳破について

その年の十二支の反対の方位が「歳破」です。歳破は、五黄殺、暗剣殺とともに「三大凶殺」とされて避けられています。歳破は、五黄土星のめぐりとは関係なく、十二支に関連して決定されます。

十二支に関連する凶方位

• 歳破（さいは）　　1年間の凶方位
• 月破（げっぱ）　　1ヶ月の凶方位
• 日破（にっぱ）　　その日だけの凶方位

上記のように全てに「破」の感じが使用されています。字を見ればわかるように、人の縁や希望、夢などが破られるという意味があります。歳破は大切なものが破壊されるようなトラブルが引き起こされる凶方位とされています。年ごと、月ごと、日ごとに方位が変わるので詳細に解説します。

歳破によるトラブルはさまざまです。鑑定士による捉え方の違いや個人の考えもあるので、そこまで気にする必要がないという方もいます。一般的には、歳破の方位は避けた方が無難とされています。わざわざ、歳破の方位に近づく必要なさそうですね。2024年は辰年ですので、方位盤で見ると「南東」となります。ですから、その反対の「北西」が凶方位となります。

 

ここでさらに重要になるのが、「北東」「南東」「南西」「北西」の4方位となります。方位盤や本命星の早見表で見ると、それぞれの方位に2つずつの十二支があります。これは方位の捉え方の違いがあるのですが、方位を45度ではなく30度で捉えた場合は、凶方位は「北北東」「南南西」などとより詳細になります。これは流派の違いなので、あまり深く捉えなくても良いでしょう。

 

まとめ

「凶方位」というのは、年ごとに変化する「吉方位」と異なり、規則通りに巡ってきます。ですから、予測が立てやすいのです。事前に凶方位を確認しておけば、引っ越しや旅行など、凶方位を避けたスケジュールが立てられますね。先々のスケジュールを全て凶方位を避けて予定できるものではありません。私的なものは変更が可能でも、公的なものや職場のものは簡単には変更できません。突発のイベントもあるでしょう。どうしても外せない凶方位への予定でも、できるだけ凶方位の悪い気の影響を受けずに済む方法があります。

• 方違え（かたたがえ）をする
• 3泊以内の旅行にする
• 神社で方位除けを行う
• 移動先へ天然の塩を持参する
• パワーストーン、お守りを身につける
• 赤色のものを身につける

以上のような対処法もおすすめです。

方違えというのは、凶方位へ出かける際は、一旦別の方位へ出向いてから目的地に移動するという方法です。また、凶方位の悪影響は、寝ている間に受けるとされているので、なるべく宿泊日数を減らしたり、日帰りしたりすると良いでしょう。事前に方位除けをしたり、お守りなどのアイテムを身につけることもおすすめです。

凶方位と言っても、方位鑑定士や流派によっても考え方が異なります。あまりにも凶方位を気にしすぎて大事なチャンスを逃すことのないようにしてください。まだ起きてもいないトラブルを避けるために、余計な時間やお金を使ったり、予定をキャンセルするなどして人間関係を悪くしていては本末転倒です。凶方位を知っておくことで、「トラブルに巻き込まれないという気持ちの準備ができる」という程度に気にしておけば大丈夫です。

 

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