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建築士が教える!『外壁』7種類の特徴・選び方のポイントとは?

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建築士が教える外壁!7種類の特徴・選び方のポイントとは?

家の外壁は街を歩けば色々目に入りますが、その種類をご存じでしょうか。

外壁は建物の見た目だけでなく、その性能面もとても重要です。
建物を覆うものですから、それだけ家をつくる金額面でも大きな割合を占めています。

一般的にはあまり知られていないのですが、外壁材はメンテナンスが必要です。建物の見た目、性能、金額、メンテナンス等を考慮した外壁材選びが重要ですので、外壁材の特徴や選び方のポイントを纏めました。

外壁は、見た目の好み、性能、金額、メンテナンス性のバランスで考える
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外壁材は街並みをつくる

外壁材は、建物の見た目に大きく影響しますが、それは自身の家に限ったことではありません。

その家の建つ街並みとして近隣の方も目にしますので、奇抜でかっこよいと思うデザインも、その場所に実際に建つと、違和感がある、という事例も多々あります。

もし仮に家を建てるのであれば、周りの住宅はどのようなデザインになっているのかを確認してみましょう

決して周りと合わせることが大切というわけではありませんが、外壁という大きな壁は、出来上がらないと自分のイメージと照らし合わせることができません。近隣の住宅も1つの例と考え、そのような外壁が自分のイメージや好みに合っているのかを見ることも、外壁選びを始めるために、とても参考になるものです。

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外壁に求められる性能とは?

外壁の性能という意味では、一番大切なことは断熱性能と防水性能です。

決して外壁材の種類によって大きく性能が変わるわけではありませんが、家の形やメンテナンス頻度によって、その性能は劣化していきます。

断熱性と防水性を長く確保する為にも、メンテナンスまでを考慮した外壁選び、建物の形を考えられるよう、注文住宅の場合は、設計士に相談すべき重要な部分です。

またもう一つ、外壁材の重さという観点もあります。
重ければ重いほど、建物の構造体(柱や外壁材の下地)にかかる負担も大きいので、建物全体の構造体が大きくなりがちです。

言い換えれば構造体にかかる負担が大きい分だけ、建物をより大きくつくる必要があり、注文住宅であれば、全体金額にかかる金額的な負担も大きくなるので、注意が必要です。

外壁材が軽いと、構造体にかかる負担が低減されるので、メリットがあると覚えておけば良いです。
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7種類の主要な外壁材

住宅に使用される外壁材は、大きく分けて7種類あります。

7種類の主要な外壁材

・窯業系(ようぎょうけい)サイディング 
・樹脂製サイディング
・金属系サイディング
・木製サイディング
・軽量気泡コンクリートパネル(ALC)
・モルタル外壁
・タイル

特に、サイディング(SIDING)と呼ばれる言葉を聞くことが多いかもしれません。元々は建物の壁板を表す英語ですが、日本では外壁材の種類としてサイディングと呼ばれる場合が多いです。

このサイディングが、現在の日本の住宅の主な外壁材となっています。

1.窯業系サイディングの特徴と選び方

窯業系サイディング

「窯業系サイディング」の特徴
窯業系サイディングは、世間一般で、広く普及している外壁材です。

セメントに繊維質を混ぜて製造されているので、重さがあります。種類がとても多いので、デザインのバリエーションの豊富さ、そして普及率が高いこと、工事を行い易いこと等から、価格も手頃となっています。


「窯業系サイディング」の選び方
性能とお金のバランスで選ぶのであれば、窯業系サイディングは最適です。デザインも豊富な為、好みのデザインを見つけやすいです。価格は1㎡当たりで3500円~5000円程度、メンテナンスの頻度は、7年~10年と考えられます。

窯業系サイディングは、そのパネルとパネルの間を樹脂材で埋めます(シーリング)が、その部分のメンテナンスが特に必要となります。

しかし、昨今、劣化を一般材より防ぎ、汚れを付きにくくしている製品もあります。デザインがあまりにも多いので、メンテナンス頻度という目線で選ぶことがおすすめです。

メリット
・デザインがとても豊富
・使用している建物が多いので他の家を参考にし易い
・価格が手頃
デメリット
・メンテナンス頻度が比較的に高い
・蓄熱性が高い
・本物の質感(木や石)には劣る
ポイントまとめ!
窯業系サイディングは、デザインのバリエーションがとても豊富で、価格も手頃なので多くの方が採用している外壁材です。一方で、メンテナンス頻度が高いため、言い換えれば劣化が比較的に早いという特徴があります。また、蓄熱性が高い為、熱を留めやすい特徴があり、夏場は夜になっても外壁材が冷えにくく、冷房が効きにくくなりやすいデメリットがあります。
それでも、性能面と価格面のバランスから、この外壁を選ぶ方がとても多いです。

2.樹脂系サイディングの特徴と選び方

樹脂系サイディング

「樹脂系サイディング」の特徴
樹脂系サイディングは、塩化ビニール樹脂製のサイディングボードで、プラスチックのイメージにも近いです。もちろん、プラスチックというわけではありません。

重量が窯業系サイディングの1/10程度と非常に軽いです。耐久性等に優れている為、窯業系サイディングのデメリットであるメンテナンス頻度の高さをカバーしており、言い換えれば、メンテナンス性が非常に高いという点が、最大の特徴です。

特に、先ほど窯業系サイディングは、パネルとパネルの間の樹脂材のメンテナンスが特に必要とお伝えしましたが、樹脂系サイディングは「オープンジョイント工法」という、窯業系サイディングとは別の工法でつくられるので、パネル間の樹脂材が不要となります。その点が、大きくメンテナンス性を向上させている理由です。

塗装についても、素材自体に顔料が含まれているので、変色しにくく、基本的に再塗装という概念が不要です。


「樹脂系サイディング」の選び方
外壁のメンテナンスと言われても、しっくりこない方が通常だと思います。外壁の品質は当然重要ですので、メンテナンスフリーとは言いませんが、補修という手間をなるべく減らしたい方にはおすすめの外壁材です。

価格は1㎡当たりで7000円~9000円程度、メンテナンスの頻度は、10年~20年と考えられます。選べるバリエーションは色程度という認識が妥当です。

余談ですが、北米では非常に多くの家がこの樹脂系サイディングです。自身が建てる家が寒冷地(東北や北海道)の場合は、採用を検討してみましょう。

メリット
・重量が軽い
・メンテナンス頻度が少なくてよく劣化しにくい
・撥水性が高く、水や湿気を吸わない素材の為、凍結しにくく、寒冷地で特に適している
・弾力性を持っている為、衝撃により割れる心配が少なく、防水性の劣化が生じにくい
デメリット
・デザインのバリエーションが少ない
・生産数が少なく金額が高い
ポイントまとめ!
樹脂系サイディングは、メンテナンス性にとても優れる外壁材です。重さが軽いことで建物の構造体に与える負担も少ないので、将来的な外壁の補修方法であるカバー工法(重ね貼り)にも対応し易いので、メンテナンス費用を抑えられます。
一方で、デザインのバリエーションが少ないことや、初期費用としての外壁材の金額が高額になるデメリットがあります。

3.木質系サイディングの特徴と選び方

木質系サイディング

「木質系サイディング」の特徴
窯業系サイディングは、いわばモルタルなので石のイメージ、樹脂系サイディングはプラスチック系のイメージとすると、木質系サイディングとは、まさに木の外壁です。

本物の木ですので、独特の味わいがあり、経年劣化も一つの良さと言えるかもしれません。木目は樹木ごとに違いますので、その名の通り世界に一つだけの家をつくることが出来ます。

木材は表面の温度が上がりにくい、言い換えれば素材の温度が安定しているので、断熱性に優れた素材であることも特徴です。

一方、天然木ですので、費用が高いことが想像できるかもしれませんが、それ以上にメンテナンスコストが非常にかかります。水に弱い為、その表面を塗装によって保護する必要があり、その再塗装を定期的に行う必要があるのです。


「木質系サイディング」の選び方
前提として、地域によって使用できない場合があるので、その点は設計者に確認しましょう

本物の木を使用したい場合は、木質系サイディングという選択になりますが、あくまでも木調であればよい程度なら、窯業系サイディングでも木風デザインの扱いがあります。

少し余談ですが、コンクリート打ち放しの外壁の場合、杉板型枠というコンクリートに木目を見せる方法もあり、木風デザインとは比較的に多いものです。因みに、杉板型枠外壁は相当高級な分類に入ります。

杉板型枠コンクリート

さて、少し解説が逸れましたが、木質系サイディングは、
価格は1㎡当たりで6000円~8000円程度、日本市場では珍しい木を採用したくなれば、そのコストはもっと上がります

気になるメンテナンスの頻度は、7年~10年と言われますが、塗装だけで考えると、3年~7年程度で塗りなおしを行うべき素材です。

身近な物で例えるならば、皮製品の靴やバックというイメージです。
経年劣化を楽しむことも出来ますが、そのメンテナンスもきちんと行うことで、高い品質を維持することができるのが、木という素材です。

メリット
・本物の木を使用する為、独自の味わいのある見た目をつくれる
・断熱性が高い
デメリット
・メンテナンス頻度が非常に高い
・地域によっては耐火性を求められるため、使用できない
ポイントまとめ!
木質系サイディングは、本物の木を使用している外壁です。天然木として唯一無二のデザインとすることができ、断熱性にも優れています。
しかし、天然木としての素材の費用に加えて、定期的なメンテナンスが必要となる為、メンテナンスコストも他の外壁よりもかかってしまいます。
耐火性能を持たないので、地域によっては建てられない素材です。

4.金属系サイディングの特徴と選び方

金属系サイディング

「金属系サイディング」の特徴
金属系サイディングは、アルミ、スチール、ガルバリウム鋼板等を使用している金属性の外壁材です。結論を先に述べるようですが、非常に優秀な外壁材です。

窯業系サイディングが広く普及していると述べましたが、近年、採用が増えている外壁材となっています。その大きな理由は耐久性に優れ、耐用年数が高い為です。外壁が金属なだけでそこまで優秀か?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ゆっくりと解説します。

先ず、外壁の重さですが、窯業系サイディングの1/4程度と軽い素材ですので、構造体にかかる負担は比較的に少なく済みます。

また、金属は適度に柔らかい素材です。窯業系のイメージで石といわれると、曲げれば割れるということが理解できると思いますが、金属は一定の力までは曲がりますので、地震時等にひび割れを生じにくく、防水性に経年劣化が殆どなく良好です。この金属系サイディングは、住宅で使用する場合は、断熱材が裏に接着されているものが一般的です。その為、金属という一般的なイメージより断熱性が高い外壁材となるので、断熱性も良好です。

水も染み込みにくく、凍害にも強い外壁となります。

一方で、窯業系サイディングよりは、少し初期コストがかかります。また、金属外壁なので、海に近い塩害地域では、錆の懸念があるので注意が必要です。また、金属は傷がつきやすく、その傷が表面のコーディングを剥がしてしまうことで、そこから錆等の腐食が発生する場合があります。


「金属系サイディング」の選び方
金属系サイディングは、性能面はとても良好です。
価格は1㎡当たりで4000円~6000円程度、メンテナンスの頻度は、10年~15年と考えられます。

金属サイディングでかつて主流だったのが、いわゆるトタンです。その後、ガルバリウム鋼板というコストパフォーマンスに大変優れた素材が製造されるようになり、2000年以降は金属サイディングの中心素材となっています。

2019年には、SGL鋼板(エスジーエル鋼板)という、ガルバリウム鋼板を改良させた素材が販売されており、耐食性が大きく向上しています。厳しい腐食条件でも金属系サイディングの採用が増えていくかもしれません。

さて、金属系サイディングは傷がつきやすいので、特に注意したいのが建物廻りに施されている植栽です。

樹木は成長しますので、長い年月を経て樹木が成長し、風が吹くと枝が外壁に当たっているという状況は非常に望ましくないです。傷を全くつけないことは生活をしていく上で難しいですが、「知らず知らずのうちに傷が」とならない様、特に植栽に注意が必要となります。

メリット
・重量が軽い
・耐久性が高い
・断熱性、防水性が高い
デメリット
・錆に注意する必要がある
・デザインのバリエーションが少ない
・素材のコストはやや高い
ポイントまとめ!
金属系サイディングは、耐用年数が高い為、昨今人気が出ている外壁材です。軽いことに加えて、コストも樹脂系サイディングよりも抑えられ、断熱性や防水性も高い外壁となります。
金属なので、潮風を浴びるような塩害地域は錆の懸念があります。また、表面に傷がつきやすい点も注意が必要です。

5.軽量気泡コンクリートパネルの特徴と選び方

軽量気泡コンクリートパネル

「軽量気泡コンクリートパネル」の特徴
軽量気泡コンクリートパネルとは、通称「ALC」と呼ばれるものです。

住宅以外にもビル、ショッピングセンター、物流倉庫等、様々な建物の外壁材や内壁材に使用されています。

ケイ酸質、石灰質、アルミニウム粉末を主原料としており、軽さや断熱性、耐火性に優れた建材です。
また、耐久性が非常に高いことも様々な建物に利用されている理由の1つです。

一方で、ALCは内部の気泡を空気層として持ち合わせている為、パネルそのものの防水性が殆どありません

ALCに塗料で仕上げを行うことで、防水性を確保しますので、その塗料のメンテナンスや、パネル1枚の大きさが小さいことから、それぞれのパネル間のシーリング部分のメンテナンスが定期的に必要です。

「軽量気泡コンクリートパネル」の選び方
ALCはパネルの厚みと表面の凹凸によるデザインパネル等の種類があります
また、表面の塗料ですが、吹付タイル、リシン吹付、スタッコ吹付等の幾つかの種類がありますので、地域や予算を含めて、専門家へ相談すると良いです。

価格は1㎡当たりで7000円~15000円程度、メンテナンスの頻度は、10年~15年と考えられます。
耐久性が高い分、住宅の一般外壁材と比較すると値段は高めの設定となります。

メリット
・重量が軽い
・断熱性、耐火性が高い
・耐久性が高い
デメリット
・防水性を塗料で確保する必要がある
・パネル間のシーリングが多い
ポイントまとめ!
軽量気泡コンクリートパネル(ALC)は、軽くて耐久性や耐火性に優れていることから、住宅を問わず建物の外壁材の代表格です。
素材そのものに防水性が無いため、表面に塗料による被膜を行うことで防水性を確保します。その為、経年劣化による塗料のひび割れ等に注意が必要です。

6.モルタルの特徴と選び方

モルタル

「モルタル」の特徴
モルタルとは、砂とセメント、水を混ぜ合わせた材料のことですが、モルタル外壁とは、いわゆる左官仕上げの外壁を示します。

防火性が確保されつつ、パネル外壁材とは違い継ぎ目が無いため、建物の形にとらわれることなく対応可能な外壁材です。

また、左官等の方法によって様々な表情をつくりだすことができる為、他の外壁材とは違った雰囲気を演出できることは、大きなメリットと考えられます。

一方で、経年劣化や地震によるひび割れが最大の弱点です。適切な処理がされていないと、カビや汚れが付きやすい点も注意が必要な外壁材となります。

適切なメンテナンスが欠かせない外壁となります。

また、パネルのように既に完成されたものを貼るのではなく、最終的な表情を人の手作業によって仕上げていく為、その分の人件費がかかります。


「モルタル」の選び方
ALCと共通しますが、吹付タイル、リシン吹付、スタッコ吹付等の種類があります。

吹付タイル

リシン吹付

スタッコ吹付

それぞれにも仕上げ方の種類がありますので、予算や好みに合わせていく必要があります。

もう一つ、昨今人気があるのがアイカ工業社の扱っている「ジョリパット」という製品です。

「ジョリパット」アイカ工業
ひび割れが起こりにくく、耐久性が高いです。また、色や仕上げの凹凸形状に様々な種類があるので、好みのデザインを見つけることが出来るはずです。

価格は1㎡当たりで1500円~4000円程度、メンテナンスの頻度は、5年~10年と考えられます。
左官の方法によっては、価格が大きく変動するので、相談している工務店さんとしっかりと打合せを行って決めることをおすすめします。

メリット
・防火性がある
・建物の形に影響されない
・独自の表情を演出できる
デメリット
・ひび割れに注意が必要
・汚れが付きやすい
・施工費用がかさむ
ポイントまとめ!
モルタル外壁は、手作業による仕上げを行う為、その表面の凹凸(模様)に様々な種類があり、独自の表情を演出出来ます。継ぎ目が無い為、建物の形状にとらわれることなく、仕上げが可能です。
一方で、ひび割れには最大限の注意が必要です。定期的なメンテナンスがとても重要な外壁材となります。

7.タイルの特徴と選び方

タイル

「タイル」の特徴
タイルとは、粘土を板状にして焼いた素材です。タイルそのもののイメージは一般的にも普及していると思います。

タイルの最大の特徴は、高い耐久性です。タイルそのものの強度がある為、傷や摩擦が生じにくく、紫外線の影響による経年劣化も殆どありません

また、吸水性がないので、汚れにも非常に強いという特徴があり、外壁材の中でもとても優秀な素材です。

一方で、種類が多数ありますが、その見た目通り高級な建材です。また、重さもありますので、コストバランスで考えるというよりも、その素材(外壁材)にお金をかけてでもタイルが良いという方向けとなります。

注意しなければならないのが、タイルの「浮き」や「剥離」です。

タイルとタイルの隙間の劣化によって、タイルの裏側に雨水が入り込んでしまうことで発生します。タイル自体は高い耐久性を持ちますが、そのようなタイルとタイルの「間(あいだ)」の状態については、定期的なメンテナンスを要します。


「タイル」の選び方
タイルとタイルの隙間を「目地」と呼びますが、この目地部分の深さは浅い方が良いです。深い目地だと、雨水が溜まりやすく、劣化速度に影響します。

また、タイルそのもののデザインだけでなく、目地の色についても選ぶことが出来ます。せっかく良いタイルに出会っても、目地とのバランスが悪くてイメージ通りにならなかったという状況を避ける為にも、タイル+目地のデザインで検討することが大切です。

目地もデザインに大きく影響する外壁がタイルとも言い換えられます。

価格は1㎡当たりで7000円~9000円程度、メンテナンスの頻度は、10年~15年と考えられます。

メリット
・高い耐久性を持つ
・汚れに非常に強い
・デザインのバリエーションが豊富
デメリット
・グレードがあるが高級な外壁材
・タイル間の定期的なメンテナンスが必要
ポイントまとめ!
タイルは、他の外壁材とは比べられないほどの高い耐久性があります。紫外線や雨水にもタイルそのものは非常に強い材料ですので、外壁材に求められる性能に適した材料です。
一方で、材料はその分高級なものであり、タイルとタイルの間(あいだ)は定期的なメンテナンスを行う必要があります。タイルの裏側に雨水が侵入してしまうと、「浮き」や「剥離」といった不具合を生じ、補修が必要となります。
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外壁材選びのポイント

様々な外壁材の種類やそれぞれのメリット・デメリットを知ると、尚更どの外壁を選定すればよいか迷うこともあるかもしれません。

ここで、紹介した外壁材を纏めます。

1.外壁材の歴史的な経緯

日本の住宅では、戸建て住宅はモルタルが主流でした。しかし、窯業系サイディングが登場し、その施工性の高さ、品質、メンテナンス性から、窯業系サイディングが現在主流となりました。

一方で、ガルバリウム鋼板の登場によって、金属系サイディングを外壁とする住宅が近年増えつつあり、価格としても窯業系サイディングほどではないですが、手頃となっています。

また、断熱性能や耐久性能という、品質が長く続くかどうかについても重要視されるようになってきた為、サイディングという選択肢の中で、窯業系、金属系、樹脂系が人気となっています。

質感や素材感については、モルタルや木質系、タイルが当然勝っている為、戸建て住宅の主流ではないとは言え、採用されるケースはあります。

適切なメンテナンスと上手く付き合うことが出来れば、味わい深い外壁材を長く楽しむことが出来ます。

2.価格を重視する

今まで紹介した外壁材の価格を安い順に纏めました。

・モルタル 1500円~4000円/㎡
・窯業系サイディング 3500円~5000円/㎡
・金属系サイディング 4000円~6000円/㎡
・木質系サイディング 6000円~8000円/㎡
・樹脂系サイディング 7000円~9000円/㎡
・タイル 7000円~9000円/㎡
・ALC 7000円~15000円/㎡

ただし、この参考価格に加えて、メンテナンス費用も加わります
メンテナンス費用は、建物の形状や細かい仕上げ、場所の気候にも影響される為、設計士や工務店さんとよく相談しましょう。

3.外壁選びに大切なこと

様々な外壁がある中で、大切と考えることは、

① 初期コストを少なくする→断熱性や防水性の確保にコストをかける
② メンテナンスコストを少なくする→建物の立地条件や形状に注意する

この2点だと考えます。

①に関しては、この解説を参考にしてみてください。
②に関しては、適切な設計士と信頼できる工務店の存在が必要不可欠です。

専門家にとっては、決して難しい内容ではないので、「メンテナンス性を考慮したい」という一言をきちんと伝えることで、より選択する範囲を絞ることができると思います。

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おすすめの住宅外壁材

昨今の建材市場の中で、初期コストとメンテナンス性を考慮すると、私のおすすめは「金属系サイディング」です。

その中でも「ガルバリウム鋼板」は非常に優れた性能を持ち合わせています。

但し、窯業系やタイル、モルタルのような、石という自然素材感は全くない外壁材です。どちらかというと、メタリックで近代的な印象を与えます。

「ガルバリウム鋼板」外壁をベースとしながら、それぞれの外壁材のメリットと比較しながら、最終的にどの外壁材を採用するのか決めてみては如何でしょうか。

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