住宅図面や間取り図を読む際、多くの方が「引き違い窓の記号」が何を意味するのか迷ってしまいますよね。「引き違い窓 記号」というキーワードで検索する多くのユーザーは、記号の意味、読み方、さらにCADや手描きでの正しい描き方まで知りたいはずです。
本記事では、その疑問をすべて解消すべく、「引き違い窓 記号の意味」「サイズ・ガラス情報の読み方」「CADでの描き方」まで、画像付きで丁寧に解説します。専門用語はかみくだいて説明し、初心者でも理解しやすい構成になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
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引き違い窓とは?記号の意味を徹底解説
引き違い窓とは、左右2枚のガラス戸をスライドして開閉する窓のことです。左右どちら側も開きことができ、換気・採光にも有効です。日本の住宅で最も採用されているタイプの窓で、2枚以上の障子(ガラス戸)を左右にスライドさせて開閉させます。
引き違い窓の特徴
左右にスライドするだけという一つの動作で窓を開閉できます。誰でも開閉しやすいユニバーサルデザインの一つといえます。
内開き窓の場合は内側に外開きの場合は外側に窓を開閉するスペースが必要です。なのである程度スペースを確保できます。
前述した①②からスペースに支障なく、だれでも開閉しやすいためです。特にリビング等の掃き出し窓に利用する採光を多く確保する窓には最適です。
1階であれば外側に出て外部の窓を清掃できますが2階以上の階の窓は内側から清掃がし辛くなります。その窓が大きくなればなるほど清掃の難易度も上がります。
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赤色が引き違い窓の図面記号
引き違い窓の図面記号・写真

引き違い窓の図面記号

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引き違い窓の描き方ガイド
(1) 手描きでの描き方
長方形を二重線で描く。中央に「左右へ矢印」を加えてスライド方向を明示する。
(2) CADでの描き方
AutoCADやJw_cadでは「建具記号ライブラリ」を使用可能。Vectorworksなどでは「窓ツール」で設定すると自動で記号生成する。
実務上の注意
- 左右どちらが可動か(片引きなのか両引きなのか)を矢印で正確に示す
- こ建具表と整合性を取ることが大切
平面図記号の読み方:記号に込められた情報とは?
引き違い窓の記号は単なる「窓の形」だけでなく、さまざまな情報を含んでいます。
(1) 窓種を示すアルファベット
H … 引き違い窓(Horizontal sliding window)
F … FIX窓(開かない窓)
K … 片開き窓 など
(2) サイズ表記の読み方
図面に記載される「サッシ記号」は5桁の数字で、
前3桁=横幅(mm)
後2桁=高さ(cm)
を意味します。
例:「16509」=幅1650mm × 高さ900mm
(3) ガラスや高さ情報
「透明/型ガラス」など仕様を示す略号
「FL+900」=床から900mmの位置に設置 など
引き違い窓の記号まとめ
「引き違い窓 記号」は、単に図面上の記号ではなく、
・窓の種類
・サイズ
・設置高さ
・開閉方法
といった情報を一目で理解できる重要なサインです。特に住宅図面や建築CADを扱う方にとって、この記号を正しく読み解けるかどうかは、設計や施工の正確さに直結します。ぜひ本記事を参考に、「引き違い窓 記号」を実務や学習に役立ててください。