方位磁石の直し方・・・

方位磁石がくるってしまった時は、できるだけ強力な磁石を用意すれば簡単に直すことができます。

方位磁石の北側はＳ極になっていて、南側がＮ極になっています。
用意した磁石のＮ極を、くるった方位磁石の南側に近づけて、側面にくっつけます。南側の側面から北側の側面にスライドして動かすようにしていると、方位磁針は元通りの方向を指すようになります。

方位磁針の仕組み・・・

方位磁針が北を指す仕組みは、方位磁針の針自体が磁石になっているからです。
Ｎ極側にはたいてい赤い色がついていますね。その反対側がＳ極です。

何度か説明していますが、地球自体が大きな磁石となっているので、方位磁針の針が動くのです。地球の北極の近くがＳ極、南極近くがＮ極となっています。

方位磁石は「磁石のN極とS極は引き合う」という性質を利用しているのです。

間違えやすいですが、北極側は方位磁針のＮ極が引き寄せられるのでＳ極です！地球上のS極は北極点ではありません。そのため、方位磁針が指す先は真北ではなく、偏角が生じます。偏角については先に説明した通りです。

S極の場所を「磁北極」と呼びます。また、地球が持つ磁石の力を「地磁気」といいます。

方位磁石は、使う時の場面や仕様の違いによって、「方位磁針」、「コンパス」、「羅針盤」などと呼ばれています。