- 間取図の記号
- 間取図のウンチク
「DK」と「LDK」、よく不動産広告などで見かけますよね。
DKはダイニングキッチン、LDKはリビングダイニングキッチンの略です。このDKとLDKの表示には、きちんとした基準があります。基準を満たした一定の広さがないと「LDK」という表示はできないのです。
LDKの「L」は「リビング」ですが、実はLの表示基準は、「リビングがあるかどうか」ではありません。
公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会より発表されたDKとLDKに関しての基準に関して、詳しく解説します。
DKとLDKの違い
DKとLDKの違いは、ずばり「広さの違い」です
混乱しないための「DK」「LDK」表示
例えば、部屋を借りようと間取り図を見ても、見慣れていない人にとっては、その部屋が「DK」なのか「LDK」なのか区別がつかないことがありました。
「LDK」表示されていても、狭すぎる、という場合もありました。
オーナーや不動産業者がそれぞれの基準や判断で決めていたのが現状だったのです。
そんな状態では、借り手は混乱してしまいますよね。
そこで、公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会が「DKとLDKに関しての基準」を決定したのです。
「K」は2~4畳、「DK」は4~8畳、「LDK」は8畳~と決まっています。
「DK」と「LDK」の違いは微妙なんですが…。
一般的に言って、LDKのある物件は人気があるため、家賃も高めです。
2LDKの部屋と3DKの部屋で広さはまったく同じでも、2LDKのほうが家賃は高いということが良くあります。
「DK」「LDK」という言葉だけに踊らされないで、間取り図を良く見て決めましょう。
DKとLDKの部屋の違いは「リビング」とされる部屋があるかどうかではありません。
DKとLDKで表される部屋の違いは広さなのです。
公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会より、平成23年11月28日に「DKとLDKに関しての基準」として発表されました。
「DK、LDKは居室数に応じ、その用途に従って使用するために必要な広さ、形状、機能を有するもの」と定義しています(表示規約第18条第1項第3号、第4号)。
居室数 | DK | LDK |
---|---|---|
1部屋 | 4.5畳以上8畳未満 | 8畳以上 |
2部屋以上 | 6畳以上10畳未満 | 10畳以上 |
では、50㎡の「2DK」と「1LDK」だと、どういう部屋になるでしょうか?
2DKの場合は、2つの居室に6畳以上10畳未満のダイニングがあろうという3部屋の家、1LDKの場合は居室が1部屋で8畳以上のリビングダイニングがあるということになります。
部屋数が多いけれど狭い方を選ぶか、部屋数が少ないけれど広い、という方を選ぶか、という選択になります。
家族の人数や用途に合わせて、部屋を選ぶと良いですね!
さまざまな決まりごとがある間取り図ですが、基本は見てもらう人が見やすく感じて、分かりやすい表示が必要ということになります。
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